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Channel: 宮城県復興応援ブログ ココロプレス
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温かさ感じる手作り品がお出迎え。震災地復興支援コーナー開催中!(仙台市)

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こんにちは、にゃんこです。

連日ココロプレスでもお伝えしていますが、宮城県内では桜が見頃を迎えています。
皆さんもお花見には行かれましたか?

早速私も仙台市内で人気のお花見スポット、榴岡公園と西公園に行ってきました♪

仙台駅東側、楽天Koboスタジアム近くに位置する榴岡公園
撮影日:2015年4月9日

平日にも関わらずたくさんの人がお花見を楽しんでました


こちらは仙台屈指の桜の名所として有名な西公園。
今年(2015年)12月6日開業予定の地下鉄東西線では、この西公園近くに「大町西公園駅」が誕生します。

お花見日和となったこの日はたくさんの人で大にぎわいでした。
撮影日:2015年4月12日

そして、西公園と言えば!
4月29日(祝)まで、恒例の「植木市」が開催されています。
その植木市で、毎週土日に出展している「震災地復興支援コーナー」。
先日ココロプレスでも紹介しておりました。



この日販売を行っていたのは「岡田西町公園仮設編み会・縫い会」、「はぴかむ」
日によって販売する団体が交替して、さまざまなアイテムが登場するのも楽しみの一つ。






愛らしい表情に癒されるクマの編みぐるみやアームカバー、名刺入れ、アクリルたわしなど日用品がずらり。
どれも手作りならではの温かみが感じられるものばかりです。自分用はもちろんプレゼントにもおすすめ!


そしてこちらは「一般社団法人はぴかむ」
障害をもつ人に働く場を提供する障害者就労支援を行っています。




手づくりのパウンドケーキやクッキー、パウンドケーキのほか、市内太白区の秋保地区で焙煎された新鮮なコーヒー豆を使用したコーヒーもおすすめです。

「人気はふわふわのシフォンケーキ。バニラビーンズを使ったプレーンのほか、
抹茶、チョコ味もありますのでぜひいらしてください!」と副理事の村上勝学さん

こちらは仙台市若林区にある「はぴCafe」でも味わえます。

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はぴCafe
仙台市若林区木ノ下4-6-3 
営業時間/月~金曜10:00~18:00
「お薬師さんの手作り市(毎月8日)」が開催する際は、土日、祝日でもオープン

はぴかむFacebook
https://www.facebook.com/pages/%E4%B8%80%E8%88%AC%E7%A4%BE%E5%9B%A3%E6%B3%95%E4%BA%BA%E3%81%AF%E3%81%B4%E3%81%8B%E3%82%80/253793174802160
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「母の日に合わせて布で作ったカーネーションとクッキーをセットにした母の日セットも予定しています」と熊谷さん

「沿岸部で被災した方たちの中に、仮設住宅の集会所で、みなし仮設のアパートの一室で、ボランティアさんの手を借りて泥出しをして修理した自宅で、集まってお互いの無事を確かめ合いおしゃべりをし、編み物や縫い物をしてきた方たちがいます。今は自宅を再建した方、災害公営住宅の入居を待っている方、仮設住宅に残っている方といろいろですが、手仕事で仲間や支援をしてくださる全国の方たちとつながり、作ることを支えに前に進もうとしています。引き続き応援していただけるとうれしいです」と仙台市沿岸編み会・縫い会の熊谷豊子さん

仙台市沿岸仙台市沿岸編み会・縫い会は、全国から支援で届いた毛糸や布、手芸用品などを、仙台市沿岸地域の方や支援グループに配布する活動を行っています。

仙台市沿岸仙台市沿岸編み会・縫い会
https://kacco.kahoku.co.jp/author/amikai311


販売会の日程はこちらです。
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2015年4月8日
お母さんたちの想いがこもった手仕事品。販売会開催中!
http://kokoropress.blogspot.jp/2015/04/blog-post_65.html
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ぜひ足を運んでみてください。


(取材日 平成27年4月12日)

震災がもたらした大きな喪失。「震災を体験した子どものこころのサポート」(前編)(仙台市)

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にゃんこです。

皆さんは「グリーフケア」、「グリーフサポート」という言葉をご存じでしょうか。
震災以降よく耳にするようになった言葉なので、聞いたことがあるという方もいらっしゃると思います。

大切な人やものを亡くした(失った)という「喪失体験」によって「悲嘆」を抱える人々に寄り添いケアやサポートを行うことを「グリーフケア」や「グリーフサポート」と言います。

「NPO法人仙台グリーフケア研究会」も2000年の発足以来、喪失体験をした人々のサポートを行ってきました。
この副代表が今回ご紹介する佐藤利憲先生です。


佐藤先生は精神科の看護師を経て、現在は仙台青葉(せいよう)学院短期大学の看護学科で講師を務めていらっしゃいます。
発達障害のある子ども・家族のサポートや子ども・子育てのサポート、子ども・家族のグリーフサポートなど子どものメンタルヘルスに関わることを専門にしていらっしゃいます。

また、震災遺児や震災以外でも大切な人を亡くした中学生までの子どもを対象にグリーフサポートを行う「NPO法人子どもグリーフサポートステーション」では、グリーフサポートプログラムのディレクター兼理事を務め、子ども支援プログラムを行っています。

◆NPO法人仙台グリーフケア研究会
http://www.sendai-griefcare.org/

NPO法人子どもグリーフサポートステーション
http://www.cgss.jp/

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2015年3月8日、佐藤先生が主催するワークショップ「震災を体験した子どものこころのサポート」が行われました。
この日は県内の学生のほか行政、医療福祉関係者、カウンセラー、支援団体の方など約50名が参加。



「今日は“喪失”をテーマにお話をしたいと思います。喪失=死別と認識することが多いと思いますが、死別だけではなく、かけがえのない、大切な、愛着がある人やものを失うことを喪失体験と言います。
病気、ケガ、失恋、引っ越し、絶交、そして姓が変わるという意味では結婚もその一つです。実は喪失体験はごく日常にあるもので皆さんもたくさんの喪失体験の中で生活をしているんです。ライフイベントで変化を伴うときは、何らかの喪失体験をしていると言われています。どんなものをなくしているのか、どんなものとのつながりが薄れてきたのかをぜひ皆さんも考えてみてください」

そして最近注目されるようになった「グリーフ」という言葉。

「日本では“悲嘆”と訳されることが多いですが、私は嘆き悲しむだけではないと思っています。
大切な人やものをなくしたときのさまざまな感情や反応をグリーフと言いますが、悲しみのほかにも『その人に会いたい』、『その人の声を聞きたい』というのもグリーフ反応だと思います。
悲しみ、つらさ、愛惜、怒り、後悔、不眠、だるい―。これは心と体の正常な反応、自然な感情であり、決して病気や障害や異常ではありません。自分自身のことを考えるとそうでもないことが、他者のこういった反応を見たときに『精神的な病気なんじゃないか』と思ってしまう。でもそうではないと理解することが実はすごく大事なことなんです」



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震災を体験(喪失体験)した子どもたちは今、どんな心理状況にあるのか―。

震災によって子どもたちが喪失したものとは…



家族、親戚、友達、先生、学校、家、ペット、遊び場、思い出、地震、夢、希望、そして日常。
大人と同じように子どもたちも人的、物的、心理社会的な喪失を体験しています。

そして喪失体験をした子どもたちの特徴的な反応とは?

・心理的反応…悲しみ、怒り、恐れ、不安、愛惜、抑うつ、罪悪感、自責感

・行動的(身体的)反応…泣く、赤ちゃん返りなどの退行、乱暴、落ち着かない、何もなかったように過ごす、活気がない

・身体的反応…頭痛・腹痛、倦怠感、めまい、食欲不振、不眠

・スピリチュアル的(社会的)反応…自問、生きている意味の喪失感・戸惑い、親や先生など信じていたものが信じられなくなる(信念の崩壊)、安全や信頼の喪失感

「先程、他者のことを考えるとつい病気や異常、障害など思ってしまうと話をしましたが、この対象が子どもとなると余計そう思ってしまう傾向にあります。でもこれも正常な子どもの反応であり、自然な感情です。これを当たり前だと理解することが大切なんです」と繰り返し佐藤先生は話します。


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皆さんもこれまで経験してきたように子どもたちは、入学式や卒業式、授業参観、運動会、学習発表などさまざまな“イベント”が日常的に訪れます。

『死』を漠然と理解できるのは4歳、そして大人と同じ死生観を持てるように
なるのは中学生だと言われているそうです

これは親を亡くした子どもにとっては、亡くした人を感じることであったり、亡くなったという事実を思い起こさせられたりするという機会が日常的に訪れるということでもあると佐藤先生は言います。

「震災から4年。子どもたちを支援するときにいつも大事だと思うのは、この4年間で子どもたちは成長しているということです。こういったイベントがある度に子どもたちの心は大きく揺れ動いています」

最近よく行われるようになった「二分の一成人式」。
「二分の一成人式のためにこれまでを振り返りましょうと学校から言われ、親を亡くしたことを無理やり思い出さなくてはいけなくなり学校に行きたくなくなる子もいるかもしれません。二分の一成人式って誰のためのものなんだろうと考えさせられます。

子どもたちは自分の意識やペースとは別に考えさせられる機会が多い。その度に子どもたちの心は揺れ動いているということを考えてほしい」と佐藤先生。

“楽しいね、うれしいね”と言っている陰で、こういった想いをしている子どももいる。
みんな一緒ということではなく、もっと一人ひとりの子どもたちに目を向けていかなければいけないことをあらためて考えさせられました。

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「仙台グリーフケア研究会」では震災直後の3月19日に、電話とメールによる相談を始めました。

子どもたちの反応としては、赤ちゃん返りや恐がり・不安・怯え、身体症状、自分を責める、暴力的、イライラしているなどの相談が多かったそうです。中には津波ごっこや地震ごっこ、グロテスクな話をするといった内容も。

「子どもたちはコントロールできないものを一生懸命コントロールし解釈しようとしています。地震や津波ごっこをすることで、それを必死に理解しようとしている。だから止めないであげてほしい」と佐藤先生。


そして、被災地の子どもたちの今とは―。

・日常生活支援の不足
・支援の継続と質の影響
・頑張ってきた疲れ
・経済的な問題
・生活空間の喪失
・引っ越しなどによる不自由さ
・イベント型支援への期待と落胆
・さまざまな喪失による孤立と孤独
・想いや感情を表現できないつらさ
(親が子どもに自分よりももっとつらい人がいるんだから、悲しいつらいと口に出しちゃダメと言うことで子どもは親を心配させないようにその感情を抑え込んでしまう。それは亡くなった人の声や思い出も抑え込んでしまうことと同じ。そして時間がたつにつれてその声や思い出すらも忘れてしまうという状況があるそうです)

「これらの状況は1年前からほとんど変わってない、子どもたちの間でも格差は大きく広がっている」

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震災当時3~6歳だった子どもとその保護者を対象に厚生労働省が行った調査結果に、“東日本大震災を経験した被災地の幼い子どもが自分を傷つけるといった問題行動が被災地以外に比べて高い傾向にある”ということをご存じでしょうか。

この結果を受けて佐藤先生は、

・被災・喪失体験は、子どものこころに大きな影響を及ぼしている
・子どもは環境(家族・保護者を含む)の影響を強く受けている
・言葉にならない(解決しきれない)何らかの大きなストレスがある

そして、
「子どもだけを支援しては意味がない。子どもとその周りの家族(保護者)、環境を支援しなければ子ども支援にはなりません。包括的な親の支援が大切」だと話します。

「子どもが死に関して語ったとき、その意味を十分考えていかなければなりませんが、ただ一方で、まだ死というもの理解できない小さな子どもが『死にたい』、『天国に行きたい』と言ったときに『=自殺』と限定して解釈をしてしまっていいのだろうか」とも問いかけます。

実は「死にたい」、「天国に行きたい」=「天国にいるパパやママに会いたい」という意味かも知れない。

言葉の表現が未熟な子どもたちだからこその表現がある。

「子どもたちが死を語ったときにそのまま死にたいという意味だけではなく、こういった解釈もあることを理解してほしい。解釈を間違えると間違ったサポートにつながってしまいます。そして被災地の子どもだからということではなく、喪失体験をした子どもはそうでない子ども以上に死という出来事を近い存在として感じることもある」と佐藤先生。

これが大きな喪失体験をした子どもたちの現状です。
では、その子どもたちの心に寄り添うためにはどうすればよいのでしょうか……?

(後編へ続く)


(取材日 平成25年3月8日)

ゴールデンウィーク特別企画!! 【 気仙沼☆ライトショー 】 in 鹿折「復幸マート」のお知らせ(気仙沼市)

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こんにちは kaiiです。
サクラの季節もそろそろ終盤ですね。
今年もゴールデンウィークが近づいてきました。皆さんはどんな計画を立てていますか。

気仙沼市では今年も4月18日(土)から10月25日(日)までの約6カ月間、土日、祝日に、気仙沼市の観光スポットを回る観光巡回バスが運行されます。(8月だけは毎日運行)
今の気仙沼の様子を感じに出掛けませんか。

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今日は、気仙沼市鹿折地区にある仮設商店街 鹿折「復幸マート」で、ゴールデンウィークに企画されているイベントを紹介します。

鹿折「復幸マート」の様子

このイベントは、鍵盤奏者HAYATOさんの主催で開催されます。
HAYATOさんは東日本大震災後、被災地を訪問し、仮設住宅などでボランティアとして演奏するなどの活動を続けています。

今回は、「心が癒され、心が躍る」をテーマに、被災された人たちの心に光を照らしたいと、初めてライトショーを企画しました。
今回、ライトショーは気仙沼市内2カ所で開催されます。

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ゴールデンウィーク特別企画!!
★★★【 気仙沼☆ライトショー 】★★★ in 鹿折「復幸マート」

真っ暗な夜に光り輝く!
音楽とカラフルな光のコラボレーション!!
素晴らしいアーティストの音楽や映像に合わせながら、カラフルな照明の光がキラキラと輝きます!
有名アーティストのヒットソングを聞きながら、音楽と光のショーをお楽しみください!




開催日時:2015年5月3日(日)・4日(月)・5日(火)の3日間
       =3日連続で開催予定です=
      1回目:午後7時~午後7時30分
      2回目:午後8時~午後8時30分

★1日2回のライトショーを、3日間同時刻に開催します。
※電気機材を使用するため、雨天の場合&雨が降りそうな場合には、室内で定員30名ほどの小規模開催となります。好天の日を選んでご参加ください。

主催・プロデュース:鍵盤奏者HAYATO

協力:鹿折「復幸マート」

気仙沼☆ライトショーFBhttps://www.facebook.com/events/1645817492317664/?ref=1&sid_reminder=1841435123279462400


ゴールデンウィーク特別企画!!
★★★【 気仙沼☆ライトショー 】★★★ in 気仙沼フェニックスバッティングセンター

開催日時:2015年5月6日(水)

       1回目:午後1時~午後2時

協力:気仙沼フェニックスバッティングセンター

*室内での開催のため中止になることはありません。


ゴールデンウィーク特別企画!!
★★★【 気仙沼☆ライトショー 】★★★ in 南郷コミュニティセンター

開催日時:2015年5月6日(水)

      1回目:午後7時~午後7時30分
      2回目:午後8時~午後8時30分

*室内での開催のため中止になることはありません。

お問合せ先:ワンワン・ミュージック
         電話:048-479-9247

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イベントを企画した鍵盤奏者HAYATOさんは、
「ライトショーは、私自身初めての企画です。」

「100インチのスクリーンに、誰もが聞いたことのある有名アーティストのヒットソング(ポップス・懐メロ・洋楽・演歌など)の映像を映しながら、音楽に合わせて照明を変化させて、「ライトショー」を開催します」

「誰もが聞いたことのある有名な曲、楽しい曲、ノリのいい曲、熱いロックなど、さまざまなジャンルの音楽で子どもからお年寄りまで楽しんでいただける内容です。ぜひ、お出掛けください」と話しています。

鹿折「復幸マート」付近の様子

鹿折「復幸マート」で海産物店を営む「山長 小野寺商店」の小野寺由美子さんは、

「鹿折復幸マートで開催されるイベントは少なくなりました。イベントをすることで鹿折地区から離れた人たちが集まり楽しいひとときを過ごすきっかけになると思います」

鹿折復幸マート付近の様子
土地の嵩上げのために積まれた赤土が巨大な迷路のように見えます

「鹿折復幸マートから見えるのは、嵩上げのための赤土色の風景ばかりです。ゴールデンウィークに、ライトショーを見て、皆さんが元気になれたらと思っています。ぜひ、ご参加ください」
と話しています。

光と音楽が共演するイベントに参加しませんか。

(取材日 平成27年4月10日)

3.11、想いを込められたサクラの木(石巻市)

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こんにちは、Chocoです。
時間はあっという間に過ぎてしまいます。
震災から4年が過ぎました。
あのころ瓦礫であふれていた場所も、
撮影 2011 年3月
 Mike Connolly

今では、津波が来たところとは思えないくらい復旧が進んでいます。

あちらこちらでかさ上げ工事が始まり、倒壊した建物も解体され、地震で変形した道路や橋なども修復されています。

街は復興に向けて前進しています。
しかしその変化する中でも、津波の記憶を後世に伝えていくために、伝承することは重要です。
「震災のことを人々に伝え続けていくことも大切なこと」と、被災地ツアーを案内している人は言います。
後世へどう伝えていくかが大事な課題でもあり、それぞれの地域でさまざまな取り組みが行われています。
先人から言い伝えられてきた「津波が来たら高台へ逃げろ!」や、
「津波てんでんこ(岩手県釜石市の言い伝え”各自各々で逃げなさいという意味”)」など、言葉を通して伝えているところ、
また、石碑を作るところ、継続的なイベントを開催しているところなどがあります。

私が今回出会ったのは、植樹を通して伝承している人たちです。


「桜3.11プロジェクト〜東北4県の心を結ぶプロジェクト〜
一般社団法人アート・アンド・パブリック協会
一般社団法人MIMIX Labhttp://mmix.org/sakura311.html
 などが集まり実行委員会を立ち上げました
この「桜3.11プロジェクト」は、想定外の被害、1000年に一度の災害などと言われる今回の地震と津波において、「いったいどこまで津波が来たのか」を後世の人に伝えていくために、津波が来た地点に桜を植樹していくプロジェクトです。

「瓦礫が山積みの状況を見て、津波が来た目印になるものがあれば良いと思っていました。
そんなとき同じ場所で、サクラが咲いているのを見ました。
津波伝承の石碑のようにサクラを目印にしようと思い、このプロジェクトを始めました」
桜3.11プロジェクト実行委員村上タカシさんは言います。
毎年春開花するサクラを観るたびに人々は犠牲者への想いを探くし、さらに地震と津波の経験を後の世代に永く語り継ぐ契機となってほしいという想いでサクラの植樹は続いています。

そして、3月10日、石巻市立釜小学校で植樹が実施されました。
震災の翌年2012年3月に宮城県七ヶ浜町から始まった東北4県の被災地をサクラの木でつなぐ同プロジェクトは、釜小学校の植樹で9回目です。
釜小学校がある石巻大街道地区は海岸から約2キロメートルほどの距離。住宅や店舗が並んで石巻の中でも栄えていた地域でした。

写真:石巻市HPよりl



交通量の多い大街道地区では、渋滞で身動きが取れず、多くの人たちが津波の被害に遭いました。
そして、釜小学校でも児童25名もの尊い命が犠牲となりました。

釜小学校では、4分の1の児童が学区外の仮設住宅から通っています。
以前は避難訓練となれば欠席する子もいましたが、現在は全校児童が参加することができています。
少しずつ少しずつ、子どもたちも強く前に進んできています。

しかし、心の中の震災への恐怖 感や友人を亡くした悲しみは消えることはありません。
子どもたちの心のケアは4年が過ぎた今もなお必要となのです。
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500個の風船一つ一つに児童は、メッセージを書きました。

風船を空に飛ばした瞬間、子どもたちの笑顔が学校中に広がりました。

伝承としてのサクラの木が玄関前に植えられました。
植樹されたサクラには、子どもたちが震災に負けず、たくましく生きる姿が込められています。
そして、メッセージが書かれた風船を天国へ届けるためにバルーンリリースが行われました。

「このサクラが復興のシンボルになるよう、受け継いでいってほしい。
我が学校は、津波の被害でサクラの木を失いました。
やはり学校には桜が似合いますね。
サクラがあっただけでも学校らしくなる。
花が咲く時期に子どもたちの喜ぶ顔が見たい。
そして、サクラとともにすくすく成長していってほしいです」
釜小学校の土井正弘校長は、サクラへの想いを話してくれました。


3月16日には、福島県南相馬市の小学校に10カ所目のサクラの木が植えられました。
東北4県がつなぐサクラのライン。
そして、そのサクラを見て育った子どもたちが自分たちの子どもたちへと世代をつなぐ役目を果たしてくれるでしょう。
3月10日の植樹式には、運営スタッフ10名がいました。
その中には、「何か役に立ちたい」と九州から駆けつけてきた人もいます。
伝承の想いを込めたサクラを広げるため、そして子どもたちの笑顔を見守るため、スタッフの皆さんは駆けつけています。

活動が始まって3年。
桜3.11プロジェクトは10年続けられます。
これからも、伝承の想いが込められたサクラの木があちらこちらの学校に植えられます。

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4月9日、釜小学校では入学式が行われました。
新一年生を迎え、校舎の前に立つサクラの木は鎮魂桜」と名付けられたそうです。

鎮魂桜は、子どもたちを見守り続けていくことでしょう。


(追伸)
植樹の取材からひと月ほど過ぎた昨日(4月14日)。
サクラの蕾が大きくなり始めていました。
開花はもう少しですね。


(取材日 平成27年3月10日)

東日本大震災から1500日~今日を生きるメッセージ~(気仙沼市・南三陸町・神戸市)

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生きてきた時間の中で、「あの出来事から何日目」などをあまり気にすること多くはありません。
しかし、東日本大震災発生の日から、kaiiは毎日、今日が何日で、震災発生から何日目、何カ月目、何年目と数えています。
東日本大震災は、生涯忘れることのできない出来事のひとつです。

東日本大震災の大津波の被害を受けた
JR東日本、陸前小泉駅近くの架橋
(平成27年4月13日撮影)
平成27年4月18日で、震災発生から1500日を迎えます。

私たちは、さまざまな視点と感性で、1500日を見つめてきました。
共に復興を見つめて生きる人たちから、未来に向かうメッセージをいただきました。

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東日本大震災の時、病後の奥さんと高台の中学校へ避難した小野寺良男さん(80)。
「あの状況の中で、妻と2人、無事に生きられた、私の命は『助けられた命』だと思っています」
「私は、『助けられた命』を、多くの人のために役立てたいと思っています」

「人生に誇りをもって生きましょう」と話す
小野寺良男さん


人生に誇りをもって生きていきましょう。
前進!前進!争わず、前を向いて歩くことが大切です。


小野寺さんは、気仙沼市立鹿折中学校の校庭に建つ、「鹿折中学校応急仮設住宅親睦会」の会長を平成23年の入居以降、約4年間務めています。
体調が良い間は続けていきたいと話しています。

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神戸市から南三陸町に街灯を贈る「神戸ともしびプロジェクト」の副代表を続ける、時井勇樹さん。
時井さんは、定期的に南三陸町、気仙沼市を訪問しています。

「共に歩みましょう この道」を
神戸市から南三陸町に街灯を贈る活動を続ける
ともしびプロジェクト副代表 時井勇樹さん

昨年秋からは、気仙沼市で活動するNPO法人と協働で、気仙沼の食材を活かした新しい商品作りに取り組んでいます。

「共に歩みましょう。この道を」
宮城県の人たちと、「共に考え、歩みたい」と時井さんは話しています。

http://www.kobe-tomoshibi.com/#index-about
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東日本大震災後、任意団体「VOARLUZ」を立ち上げ、営農を始めた佐藤春佳さん。
平成27年1月に株式会社「VOARLUZ」を立ち上げ、社長として新しい道を歩み始めました。


「価値をみつける」
カリスマばあちゃんと百姓ガールの挑戦は続きます

カリスマばあちゃんと百姓ガールの手掛ける「Made in大地」の食品と雑貨は人気を集めています。

以前ココロプレスで紹介した記事:http://kokoropress.blogspot.com/2014/05/blog-post_2217.html
平成26年4月15日取材
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気仙沼の高校生は「気仙沼」が好きなんだと思います。

東日本大震災後、気仙沼市にボランティアとして入り、テントで生活をしながら、草取りや瓦礫の撤去作業、ボランティアセンターの運営などをしていた成宮崇史さん。

日本一に高校生の思いを形にできるまち気仙沼」
気仙沼の高校生たちの活動をサポートし続けている
成宮崇史さん

気仙沼市に住所を移し、気仙沼市内を中心に子どもたちの学習支援、高校生の目線で地域の魅力を発信する活動に取り組んでいます。

成宮さんは、「私一人ができることは小さいですが、少しでも多くの若者の思いが形になるようにこれからも全力でがんばります。
気仙沼には新しいものが生み出される大きなエネルギーがあります」と話します。

http://www.sokoage.org/

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南三陸町で900年の歴史のある上山八幡宮の神職工藤真弓さんは、南三陸町の高齢の女性の一言をきっかけに「南三陸椿ものがたり」を立ち上げました。

平成25年から、「塩害に強い椿をまんなかに置いた、種から始める、ものがたり復興」に取り組んでいます。

南三陸椿ものがたりは、「大津波にも負けなかったツバキの根っこの強さに生き方を倣おう」というものです。


活動開始から3年目を迎えた「南三陸椿ものがたり」
「小さな種をみんなでゆっくりゆっくり育てています」と話す
工藤真弓さん


工藤さんたちは、ツバキの避難路をつくるという大きな目標を軸に、町に昔から自生しているツバキで、できそうなまちづくりを、紙に描き、その物語を実際のものにしてゆくように、町内外の子どもからお年寄りまでが参加できる企画を開催しています。



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東日本大震災から1500日。
災害公営住宅の入居が開始され、防災集団移転用地の引渡しが進み、新しい住宅の建設も進んでいます。
全世界からいただいた多くのご支援に感謝し、確実な歩みで前に進んでいくことが恩返しだと思います。

(取材日  平成27年4月14日)

「つどい、かたち、つくる。」新たな空間「女川フューチャーセンターCamass」(女川町)

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こんにちは、Chocoです。
321日にJR女川駅が再開して以来、今日も女川駅を通る列車の汽笛が女川町に響いています。
多くの人が列車通勤通学を再開しました。
駅に併設された温泉施設「ゆぽっぽ」も新たな形で再び地元の人たちの憩いの場となっています。
駅前には、かさ上げされている敷地があります。
ここには、今年中に完成する商業施設が並びます。

そして先月328日、駅前には新たな交流施設がオープンしました。

「女川の未来を考える地域内外の交流施設」女川フューチャーセンター Camassです。
オープニングセレモニーの様子



「フューチャーセンター」という言葉を知っていますか。
20年前の1996年に欧州の民間企業内が最初に起用した施設です。
通常の会議室よりもアットホームな内装、または参加者がリラックスできるような空間です。
そして、現在・未来において企業、機関などが直面する問題や課題などのテーマを提議するディレクターを設け、テーマに沿って専門家や関係者を招き、従業員や社長など上下、立場関係なくフューチャーセッションを通して、同じ立場で1つの課題を解決していく空間がフューチャーセンターです。
フューチャーセッション・・・企業・行政・自治体などの組織が中長期的仲代の解決、オープンイノベーションによる構造を目指し、さまざまな関係者を幅広く集め、組織内の部署の壁、専門分野の壁など、立場の違いを超えた対話により、より良い発想を生み出す場のことを示します。

女川町に完成したフューチャーセンターを運営しているのは、女川を拠点に活動している特定非営利活動法人アスヘノキボウです。

震災の年から女川町の支援活動を行ってきたアスヘノキボウ代表の小松洋介さんは、メンバーとともに今まで新規事業の立ち上げや事業再建、まちづくり計画作成などを中心に女川町の民間企業や公共機関などと連携し、支援活動を行ってきました。


そしてこのたびのフューチャーセンターの完成です。

「少しずつ町はできてきていますが、建物などのハード面ができたとしても、
その中で暮らす人たちがそのハードを利用して町を作っていかなければなりません。
今の女川は、年齢関係なく世代、垣根を超えてまちづくりの話し合いが行われています。
それは、震災の時だけでなく、それ以降も続くように、関わりたい人などを巻き込んで、今まで関わらなかった人たちも参加できるような場を作っていけたらと思っています」

女川駅の横に完成した女川フューチャーセンターのロゴです

ロゴは、鮮やかな青と赤が交差するかわいいチェックの柄。
これは、小松さんの愛用の洋服の柄にちなんでいます。
「小松さんと言えばチェック柄」というイメージを持つ人も多く、ロゴデザインに起用されたそうです。

女川町に流れる川の湧き水と海の水が混ざり合いの中に、地元の人の血の流れと町外から来る人たちの血が交わる拠点という意味が込められています。

3年間自分がやってきた活動は、町の方々に賛同していたおかげで支援活動をすることができました。
今回のフューチャーセンターは自分にとって集大成とも言えます」

女川フューチャーセンターCamassは、1つのユニットハウスと3つのトレーラーハウスがコの字に並んでいます。
トレーラーハウス(通称オレンジハウス)は、日本ユニセフ協会が学童支援のために寄贈され、女川小学校敷地内に設置されていましたが、今回フューチャーセンターの一部として子どもたちに利用されます。
Camass(カマス)」は、女川弁の「かます=かき混ぜる」と英単語の「Mass=たくさんの・大勢で」の2つが組み合わされてできた言葉です。
「女川でみんなのつながりを作る場所として愛されるように」という想いが込められています。

内装は女川町の高校生がワークショップを行い、デザインが決められました。
「座り心地の良いソファーで本を読みたい。ハリーポッター風の部屋がいい!」
「どでかいこたつがいい。テーブルはホワイトボード!!それをフューチャーセッションで使いたい」
「トレーラーハウスの中にバーカウンターが欲しい。僕たちはお酒が飲めないからジュースのバーカウンター(笑)」
「畳の部屋がいい。寝っ転がれる部屋!!」
と、高校生の発想は尽きることがなかったと言います。
かなりレベルの高いと小松さんも笑いながら教えてくれました。
こうしてたくさん出されたアイディアの中から、3つの部屋が完成しました。


「ワークショップに参加した子どもたちは、小学校のときに震災を経験した子どもたちです。
そして、今も仮設住宅に住み、自分だけの部屋を持つことができない子もいます。
だからこそ、なんとか実現させてあげたいと思いました」

5年前、小学校6年生だった子どもたちは今では高校1年生です。
現在も仮設住宅暮らしの子どもたちがくつろげる空間を作りたいという想いで、小松さんとスタッフの皆さんは子どもたちのアイディアを形にしました。
「ゆっくりくつろげるハリーポッター部屋がいいな」という子どもの意見を取り入れて完成したお部屋
「どでかいこたつ!!」が完成


須田町長もこのアイディアにはびっくりしたようです。
巨大なこたつは、特注で作られたものです。
さらに、子どもたちのアイディアの1つだった、
ホワイトボードのテーブルも実現。
ミーティングなどにはメモ書きなどにも活用できます


フューチャーセンターは、さまざまなイベントでも活躍します。
オープンの1週間前に開催された「女川町復幸祭」では、フューチャーセンターのデッキがステージとして使われました。
3月22日に行われた女川町復幸祭では、フューチャーセンターのデッキがステージとして使われました

「駅前なので、町の人たちが自由に使っていただきたい。
そして、町外から来た人たちもここに来て、情報を聞いたり、相談をする場になればいいなと思っています。
また、再建や創業支援なども住んでいる人たちだけでなく、女川をフィールドに何かをやりたいと思う人たちにも支援していきたいです。
町と外が繋がって新しいものが生まれたら楽しいと思っています」

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女川フューチャーセンター
【営業時間】9:0019:00(定休日:日曜日)
【利用料金】Camass Webメンバー(無料会員)
      Camass メンバー(有料会員)
      ワンデイ会員  入会金500円(有効期限なし)
              料金 1,000/
              町内利用者500/
      マンスリー会員 入会金無料(有効期限なし)
             料金 8,500/
             町内利用者6,500/
      カンパニー会員 入会金10,000円(有効期限なし)
             料金 30,000/
             町内利用者24,000/
      
 詳しくは公式ウェブサイトをご覧ください。
 【ご利用案内・会員プラン案内・・・http://www.onagawa-future.jp/guide

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コワーキンスペースは、フューチャーセッションが行われる時以外は、仕事や勉強の場として使えます。

初年度のフューチャーセッションは、アスヘノキボウの皆さんが、課題、問題のテーマの設定などのコーディネートをする予定です。
そして、その模様は、ウェブ会員に情報を発信していきます。




女川駅が少しずつ変化していきます。
温泉施設「ゆぽっぽ」が始まり、
そして、フューチャーセンターが完成しました。
子どもたちのアイディア満載の空間が広がります。
ぜひ、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。


ロンドンにニューヨークにそして、女川!
ユーモアたっぷりな時計のように、女川には魅力的な人たちがたくさんいます。
そして、町並みも少しずつ変化しています。

ぜひ、その姿を実際に見に来てください。

(取材日 平成27 328日)

東北のおいしい春を存分に。「東北風土マラソン&フェスティバル2015」開催間近!(登米市、南三陸町)

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こんにちは、にゃんこです。

いよいよ4月25日(土)、26日(日)に行われる「東北風土マラソン&フェスティバル2015」の開催が迫ってきました。



以前ココロプレスでも告知しております。
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2015年2月10日
地元グルメと春の景色を満喫!「東北風土マラソン&フェスティバル」開催!
http://kokoropress.blogspot.jp/2015/02/blog-post_96.html
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◆「南三陸復興ツアー」はじめ
 東北風土ツーリズム開催!まもなく締め切りです
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この東北風土マラソンが開催される前日の25日(土)には、「酒サムライあおい有紀さんと行く東北酒蔵ツアー」、「南三陸復興ツアー」、「登米風土ウォーキング」が行われます。

「南三陸復興ツアー」では、南三陸町を訪ねて防災庁舎など震災遺構を見学するほか、獲れたてのカキ、ワカメのしゃぶしゃぶ、さらに日本酒の試飲などおいしい内容も盛りだくさんです。

復興に向けて進む南三陸町の今の姿を一人でも多くの方に訪ねていただけるとうれしいです。

締切は4月20日(月)と間もなくです!

申込方法などの詳細はこちら。
http://tohokumarathon.com/20150416_5/


◆東北風土マラソン4月26日(日)開催!
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こちらの参加はすでに締め切っておりますが、今年は3,000名ものエントリーがあり、海外からも約100名のランナーが参加するそうです。

前回の記事でもご紹介しましたが、この東北風土マラソンはマラソンと共に東北各地の日本酒、そして地元グルメまで味わえるという贅沢なイベントです!

マラソンコースのエイドステーションには、大崎や登米のキュウリ、トマトの新鮮野菜のほか、気仙沼のふかひれスープ、伊豆沼農産のあらびきソーセージ、石巻のわかめ餃子、塩竈のアカモク、ホヤ、南三陸のシャキシャキめかぶと復興マドレーヌ、さらに岩手県久慈市の山ぶどうゼリー、青森県弘前市のリンゴ、さらに給水所には日本酒の仕込み水などなど、東北各地の自慢のグルメ約30品がランナーをお出迎え。



そして大会をさらに盛り上げてくれるアンバサダーも豪華な方々が!
大会アンバサダーには俳優の杉浦太陽さん、アスリートアンバサダーは野球解説者の古田敦也さん、フードアンバサダーは俳優の辰巳琢郎さん、ミュージシャンアンバサダーはミュージシャンのサンプラザ中野くんが登場。26日にはトークショーやステージパフォーマンスも予定されています。


◆登米フードフェスティバル、東北日本酒フェスティバルも同時開催!
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「マラソンには参加しないけど私も食べたい!」という方はこちらがおすすめ!

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◆登米フードフェスティバル
開催日時/4月25日(土)、26日(日) 10:00~15:00
会場/長沼フートピア公園
内容/うめぇもん市、登米復興軽トラ市
・登米市内外の事業者によるご当地グルメの飲食・販売など
うめぇもん市、登米復興軽トラ市合わせ約50もの店舗が参加。上記で紹介したエイドステーションで提供されるグルメも販売されます。



東北日本酒フェスティバル
開催日時、会場/登米フードフェスティバルに同じ
内容/日本酒のきき酒、販売など
東北各地から厳選した日本酒60銘柄以上のきき酒(きき酒チケット:5枚つづり500円)、日本酒(30銘柄以上)のほか、宮城県産イチゴのワインなど東北にゆかりのあるお酒も販売。


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◆子どもたちはアシックストゥモロードリームパークで!
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会場には子どもたちのための遊び場として「アシックストゥモロードリームパーク」も登場。

こちらは、アシックスの東日本大震災継続的支援活動「A Bright Tomorrow Through Sportあしたへ、スポーツとともに」の一環として子どもたちの健やかな成長を願って開催する、スポーツ、食、そして夢をテーマにした“夢の公園”です。

◆アシックストゥモロードリームパーク
開催日時、会場/登米フードフェスティバルに同じ
内容/アシックスキッズチャレンジ(10m走、テニスボール投げ、ボール蹴り)
もみがらかまど体験(もみがらを燃料にしたかまどで、おいしいお米を炊いて食べる体験ができます)

参加費:無料(一部有料)

ほかにも、巨大ぬりえやストラックアウトなどアクティビティが盛りだくさん登場するそうです。

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子どもから大人まで運動して、食べて、飲んで思いっきり楽しめる東北の春フェスです。
この季節、そして東北ならではの食と景色をぜひ見にいらしてくださいね!


詳細・お問い合わせ
東北風土マラソン&フェスティバル実行委員会

(取材日 平成27年4月16日)

海と桜の絶景ドライブスポット(石巻市、女川町)

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こんにちは、Chocoです。
皆さん、もう少しでゴールデンウイークですね。
新生活を始めた人も、少しゆっくりとできる時期ではないでしょうか。
今年のゴールデンウィークもあちらこちらでさまざまなイベントが開催されています。


桜の並木道もいいですが、
車を走らせ、バイクを走らせて見る桜はとても見事です。
私が今回紹介するのは、この季節のおススメドライブコースです。

国道398号線(通称、ブルーライン)を通り、女川町へ、
私の桜ドライブ入り口は、女川町の漁港から始まります。
「おながわ復興まちづくり情報交流館」も国道線沿いにあります
現在、女川町清水地区エリアはかさ上げ工事のため通行止めです。
迂回路として、女川駅前の道路があります
女川町からさらに雄勝町へ続く398号線を走ります。
巨大冷凍冷蔵倉庫マスカーも見ることができます。



 女川町の漁港から山道へ入ると見えてくるのは、崎山公園の桜です。

そして、さらに雄勝方面へ車を走らせると、桜のアーチが迎えてくれます。
私が撮影した時は、満開ではありませんでした。
ちょうど、ゴールデンウィーク頃に見頃を迎えるかもしれません。


そして、何よりも山と桜、そして海を眺めることができます。



 雄勝町に入ると、T字路に差し掛かります。
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ここを右へ曲がると、「おがつ店こ屋街」です。


おがつ店こ屋街
2011年11月に旧雄勝総合支所 前にできた雄勝の仮設商店街です
http://www.city.ishinomaki.lg.jp/cont/10452000b/-kanko/-kankomap/d0290/20130225160732.html

雄勝の仮設商店街、おがつ店こ屋街には、ゆっくりくつろげるカフェやお弁当屋さん、食堂や商店が並びます。

また、雄勝町の特産物の雄勝硯の仮設工房もあり、ゴールデンウィーク中は休まず営業しています。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

そして、先ほどのT字路を左へ曲がると、
雄勝ローズファクトリーガーデンが皆さんを迎えてくれます。
「雄勝花物語」は、3.11の巨大津波で壊滅した石巻市雄勝町を「花と緑の力」で復興するために、被災した住民が立ち上げた復興プロジェクトです。雄勝ローズファクトリーガーデンの土地は、団体の代表でもある徳水利枝さんの実家跡地です。自宅を失った雄勝の方々の故郷とつながる場として、この花畑は人々を温かく迎えてくれます
http://ogatsu-flowerstory.com/


帰り道、北上川沿いを走ると、
ここでもきれいな桜並木が迎えてくれます。


寒い冬からようやく暖かな春がやってきました。
桜や春の花々がとてもきれいです。
ぜひ、ブルーラインを通って桜ドライブを楽しんでみてはいかがでしょうか。

(取材日 平成27日4月16日)

新たな町の魅力を発信!~東日本大震災から1500日を見つめた人たち~その1(気仙沼市)

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kaiiです。
東日本大震災が発生して、平成27年4月18日で1500日になります。
時間にして36000時間。
震災直後の町の暗さは消え、町の中に「未来を創り出す力」を感じられようになりました。
震災後、気仙沼市に移住して若者たちのサポートを続けている、「NPO法人 底上げ」の事務局長、成宮崇史(なるみや たかふみ)さんに東日本大震災から1500日を振り返っていただきました。

4月15日にメッセージをご紹介した5人のうちのお一人です、
2015年4月15日 水曜日
東日本大震災から1500日~今日を生きるメッセージ~(気仙沼市・南三陸町・神戸市)
http://kokoropress.blogspot.jp/2015/04/1500.html


成宮さんは、平成23年8月に個人ボランティアとして気仙沼市に入りました。
公園に張ったテントで生活をしながら泥かき、農地の草取り、ボランティアセンターの運営などに携わりました。


気仙沼市にボランティアに来たからの3年間履いていた長靴
ボロボロになるまでボランティア活動のパートナーでした
(写真提供:成宮崇史さん)

現在は気仙沼市民として、気仙沼市内を中心に子どもたちの学習支援、高校生が地域の魅力を発信する活動のサポートなどに取り組んでいます。

気仙沼の高校生たちが気仙沼の魅力あるスポットを紹介する
「気仙沼恋人スポット」も4巻が発刊されました
(写真提供:成宮崇史さん)

質問)成宮さんが、東日本大震災後、ボランティアとしての活動していた頃を含め、気仙沼市民として生活する中で「気仙沼が変化した」と感じることはどんなことですか。

気仙沼に人たちにどんな変化を感じますか?

気仙沼市に来たばかりの時と比べて、観光などによって外からの人を受け入れる機会が増えました。
外から来た人たちの新たな考えや発想を、柔軟に取り入れようとする姿勢を感じるようになりました。
何か新しい物や新しい事を作り出していこうという、前向きなエネルギーが強まっているように思います。

現在気仙沼で必要な支援のニーズに変化はありますか?

緊急時の物的、人的支援のニーズは減少しました。
現在のニーズは、少しでも多くの方に気仙沼という町に対して関心を向けてもらうことだと思っています。
気仙沼市に継続的に思いを向け続けてもらうことがとても重要だと思います。
数年後、数十年後の先を見ながら動いていくことが求められています。


質問)現在の活動の概要と今後の活動について教えてください。

現在は、気仙沼市、南三陸町の高校生が自主的、主体的に町について考え、行動することができる力を育む事業を行っています。
私たちが何かゴールや目標を設定するのではなく、高校生自身が自ら考え、やりたいという気持ちをもって動き出し、表出した思いを形にするサポートを、信頼関係を築きながら行っています。
今後も、事業を継続していきます。
高校を卒業して地元を離れた若者に対しても関わりを持ち続けています。
将来、地元に帰ってきた若者が、私たちと同様のプロジェクトを行える環境をサポートしていきます。
東北沿岸地域の高校生同士の横の繋がりも深めていきたいです。
各地で若者の思いをサポートし、伴走者となる「大人」の育成にも努めていきたいと思います。

気仙沼の高校生たちが自分たちのまち「気仙沼」を考えるワークショップの様子
(写真提供:成宮崇史さん)



質問)気仙沼の未来を担う子どもたちに感じてほしい気仙沼の魅力とはどんなことですか。

私が感じる「気仙沼の魅力」はたくさんあります。
それを魅力として多くの人に実感してもらうためにも、まずは気仙沼を「知る」ことだと思います。
主観的であれ、客観的であれ、気仙沼を「知る」という体験を少しでも多く増やしていきたいです。体験する中で、自らが感じたことを大切にしてもらいたいです。


質問)多くの人に知ってほしい、「気仙沼の魅力」とはどんなことですか。

「美しい景色」、「おいしい食」、「築かれてきた歴史」、「守られている伝統や文化」、そしてそれらを支える人々。
その全てが「気仙沼の魅力」だと私は思っています。
まずは直接足を運んでいただき、気仙沼という町をご自身で感じてほしいです。


「日本一の高校生の思いをかたちにできる町気仙沼」
気仙沼の高校生は気仙沼が好きですね
成宮崇史さんはそう話します
(平成27年4月8日撮影)



質問)東日本大震災から1500日。東北で生きる人たちにメッセージをお願いします。

私一人ができることは小さいですが、少しでも多くの若者の思いが形になるようにこれからも全力で頑張ってまいります。
気仙沼には新しいものが生み出される大きなエネルギーがあります。
ぜひ一度、気仙沼に足を運んでいただき実感してほしいと思います。
これからもどうぞよろしくお願いします。

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「気仙沼の魅力を知ってから町を離れるのか、知らずに離れるかでは大きな違いです。気仙沼の高校生は気仙沼が好きなんだと活動を通じて感じます」と話す成宮さん。

成宮さんと話しながら、自分のふるさとの魅力を肯定的な目線で感じることが「郷土愛」につながると感じました。

(取材日 平成28年4月8日)

川崎町から被災地へ羽ばたくフェニックス (川崎町)

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こんにちは、YMです。
前回少しご紹介した「スイセンフェニックス」を見に、4月9日、みちのく杜の湖畔公園へ行ってきました!

2015年4月9日 木曜日
復興へはばたけ!スイセンフェニックス(川崎町)
http://kokoropress.blogspot.jp/2015/04/blog-post_69.html


この日は地元・川崎町のタケヤ交通が運行している「仙台西部ライナー」に乗って、川崎町へ♪
仙台駅から、仙台市天文台~秋保温泉郷~釜房ダム~みちのく公園を経て、川崎町役場前まで、1時間おきに往復運転しているので便利ですよ!

■仙台西部ライナーホームページ: http://www.takeyakoutu.jp/sendaiseiburaina.html

通常は紫色のバスなのですが、この日は特別仕様のラッピングバスに搭乗

仙台から約1時間でみちのく公園南地区に到着!
気温は少し低いですが、天気は最高!園内は春の花が咲き始めていました。



菜の花も少し開花し始めていました

「花木園」へ向かうとありました、スイセン畑!
地上からだと形がよく分かりませんが…、


上から見ると、なんと全長64mの「フェニックス (不死鳥)」の地上絵になっています!

平成27年4月3日撮影。(提供:みちのく杜の湖畔公園)

スイセンもとてもきれいに咲いていました。4月中旬まで見頃です
訪れた人たちは、フェニックスのまわりを散歩したり、近くのベンチでランチを食べながら眺めたりしていました。


このスイセンで描かれたフェニックスの誕生について、みちのく公園管理センターの土方敏彦さんにお話を伺いました。

震災復興応援「花譜プロジェクト」
東日本大震災の記憶を忘れないように、そして復興を願って、みちのく公園から被災地へスイセンを届けるプロジェクトとして、平成23年11月から震災復興応援「花譜プロジェクト」が始まりました。
第1弾は、震災から1年後…ちょうどスイセンが咲き始める3月に、亡くなられた方および行方不明の方合わせて約2万人が花となって復活してほしいという願いを込めて、2万球のスイセンで「フェニックス」の形を描きました。

地元やボランティアの方125名によって植えられました

このプロジェクトは、震災の記憶を語り継ぐとともに、自然と共存することの大切さや厳しさをあらためて感じることが重要だと考え、"Harmony with Nature for the Future"から「HaNaFu: 花譜 はなふと名付けられました。

七ヶ浜町菖蒲田海浜公園
さらに被災地である七ヶ浜町に球根1万球を寄贈し、七ヶ浜町菖蒲田海浜公園にも植栽されました。それから毎年花を咲かせ、七ヶ浜の皆さんを励ましています。


被災地へ、世界へ、飛び立つフェニックス
第2弾は平成24年11月、植えた2万球の中から”フェニックスの分身”として4000球を掘り上げ、石巻市の県道沿いと中央分離帯に植栽されました。
”4000球”という数は、石巻市での犠牲者3941名の方々への慰霊の意が込められています。

平成24年11月。球根を植えている皆さん

ちなみにこの場所は…
当時話題になった、あの赤いタンク(缶詰会社の立体看板)があった場所です。

平成24年6月28日撮影

見た人が明るい笑顔になるようにと、ここに”笑顔”の形に絵花壇を作りました。


”分身”として飛び立った部分は新たに植え直し、平成25年4月、再び公園にフェニックスが浮かび上がりました。
11月にはそこから4000球を掘り上げ、第3弾として今度は石巻市の宮城県慶長使節船ミュージアム「サン・ファン館」に植栽しました。

少し話は変わりますが、400年前、伊達政宗の命を受けてメキシコへ向かった慶長遣欧使節団の支倉常長はご存じでしょうか?
川崎町は常長が少年期を過ごした地。そして石巻市はメキシコへ出航した地です。このような歴史的背景があり、川崎町と石巻市は親交が深い都市なのです。
さらに平成25年は慶長遣欧使節出帆からちょうど400年の記念すべき年。支倉常長のように"フェニックスの分身"が世界へ羽ばたくようにと、この地にスイセンを届けました。

平成26年4月。サン・ファン・バウティスタ号とスイセン。

車窓から花を
平成26年は第4弾として「車窓から見える花風景」をテーマに、東松島市のJR仙石線 陸前小田駅の構内とその線路沿いに植えられました。
JR仙石線も甚大な被害を受け、この陸前小野駅から高城町駅の間は現在も運休中です。ですがまもなく平成27年5月30日より運転が再開し、4年2カ月ぶりに仙石線が全線開通します。
時期的にスイセンの花は終わってしまっていますが、来年は車窓からきれいに見えるでしょう、とのこと。来年の4月が今から楽しみです!

平成26年10月。陸前小野駅沿いの市道に植えている様子
平成27年4月。キレイに咲きました!

さらに「こちらにもぜひ植えてほしい」とご要望があり、駅から500mほどにある平岡地区センターにも植えられました。
平岡地区センター前
平成27年4月。「津波の教え石」の周りに花が咲きました


今後について
今回お話を伺った、みちのく公園管理センターの土方敏彦さん

毎年、東京観光専門学校の生徒さんをはじめ県内外からボランティアの方々が植栽作業を手伝ってくださっています。
平成23年は125名、平成24年と25年は50名ほどでしたが、平成26年は東京、愛知からやってきた方もおり、過去最高の156名が集まってくれました。
東京などではボランティアの募集が年々減ってきています。でも「ボランティアをやりたい」と思っている方はまだいらっしゃいます。

そして被害の大きかった地域も、今は瓦礫も片付き、きれいにはなっていますが、更地のままの土地が多いです。さらに今もまだ仮設住宅に住んでいる方、大変な思いをしている方もいらっしゃいます。

そんな方々のためにも、これからもこのプロジェクトを継続的に続けていきたいと思っています。

今年度はまだスイセンの植栽地は未定ですが、今年も沿岸部に花を届けたいとのこと。
「その際またボランティアを募集するので、ぜひご参加いただきたい」と話す土方さんでした。


みちのく公園では、5月6日 (水・祝)まで「花のフェスティバル 2015」が開催中です。
川崎町の桜は、仙台市より数日開花が遅いので、4月18、19日ごろには見頃予定ですよ。
色鮮やかな花々が咲き広がるみちのく公園で、春の陽気を感じながら、のんびりと過ごしてみてはいかがでしょうか?
スイセンは咲き終わりに近づいていますが、フェニックスもぜひご覧ください!

■「花のフェスティバル 2015」についてはこちら
http://www.michinoku-park.info/wp/flowerfestival2015/
■国営みちのく杜の湖畔公園ホームページ
http://www.michinoku-park.info/wp/

取材日はまだ”咲き始め”でした

(取材日 平成27年4月9日)

G.W.はぜひ宮城へ!イベント情報(県内各地)

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こんにちは、にゃんこです。

暖かい日が続きお出掛けするのも楽しい季節になってきましたね。
そして、待ちに待ったゴールデンウィークも、もうすぐそこ!
皆さん計画は立てましたか?

各地の復興商店街でもさまざまなイベントが開催されます。
ぜひお立ち寄りください!

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■県内のイベント情報  ~2015年5月10
※日程などは変更・中止になる場合があります。詳細は各施設や主催者にお問い合わせください
================================
志津川湾ホタテまつり福興市
4月26日(日)9:00~14:00
会/南三陸町総合体育館「ベイサイドアリーナ」前特設会場
宮城県本吉郡南三陸町志津川字沼田56)
問/090-7077-2550(福興市実行委員会事務局)
詳細はこちらの記事をご覧ください!
======================
2015年4月10日
お腹を空かせて出掛けたい!「志津川湾ホタテまつり福興市」4月26日開催
http://kokoropress.blogspot.jp/2015/04/426.html
======================



第18回かくだ菜の花まつり
4月29日(水・祝)~5月5日(火・祝)
会/阿武隈川角田橋下流右岸河川敷
問/角田市観光物産協会
http://www.kakuda-kankoubussan.jp/

響貴永幸show & フリーマーケット
4月28日(火)10:00~
会/牡鹿鮎川浜仮設商店街・おしかのれん街(石巻市鮎川浜湊川1-12)
問/石巻市牡鹿稲井商工会 牡鹿本所
https://www.facebook.com/oshikanorengai?fref=nf
(おしかのれん街Facebook)

ハートフルライブ2015
鳴海良紀 ほかライブ
4月29日(水・祝)10:00~13:00
会/南三陸さんさん商店街(本吉郡南三陸町志津川字御前下59-1)
問/南三陸町観光協会
http://www.sansan-minamisanriku.com/archives/2372.html/
(南三陸さんさん商店街)

GW企画 縄文体験・体感WEEK!
5月2日(土)~6日(水)10:00~15:00
会/奥松島縄文村歴史資料館(東松島市宮戸字里81-18)
問/奥松島縄文村歴史資料館
http://www.satohama-jomon.jp/


春のマンガッタン祭り2015
5月3日(日)~5日(火・祝)10:00~15:00
会/石ノ森萬画館及び石巻市中瀬公園
問/石ノ森萬画館
http://www.man-bow.com/manga/


白石市民春まつり 片倉公まつり
5月3日(日)9:30~17:00
会/白石市内商店街
問/白石市民春まつり協議会(白石市商工観光課内)
http://harumatsuri.gozaru.jp/

マインパークまつり
5月3日(日・祝)、4日(月・祝)
会/細倉マインパーク野外ステージ(栗原市鶯沢南郷柳沢2-3)
問/細倉マインパーク
http://kurihara-kb.net/index.php
(栗原市観光物産協会)

七ヶ浜国際村インターナショナルデイズ2015「ブラジル」
5月3日(日)~5日(火・祝)10:0~16:00 ※3日は9:45~
会/七ヶ浜国際村(七ヶ浜町花渕浜字大山1-1)
問/七ヶ浜国際村
http://www.shichigahama.com/kokusai/

ゴールデンウィーク特別企画!!
★★★【 気仙沼☆ライトショー 】★★★in鹿折「復幸マート」
5月3日(日)~5日(火・祝) 1回目:19:00~19:30、2回目:20:00~20:30
会/鹿折「復幸マート」(気仙沼市新浜町1-3)
問/048-479-9247(ワンワン・ミュージック)   
https://www.facebook.com/events/1645817492317664/

こちらのイベントは、「気仙沼フェニックスバッティングセンター」、「南郷コミュニティセンター」でも開催されます。
詳細はココロプレスの記事をご覧ください。
======================
2015年4月14日
ゴールデンウィーク特別企画!!【気仙沼☆ライトショー】in鹿折「復幸マート」のお知らせ
http://kokoropress.blogspot.jp/2015/04/in.html
======================




プロ&アマチュアの音楽ステージなど
5月3日(日)~5日(火・祝)
会/南三陸さんさん商店街(本吉郡南三陸町志津川字御前下59-1)
問/南三陸町観光協会
http://www.sansan-minamisanriku.com/
(南三陸さんさん商店街)

伊里前青空テント市
5月3日(日)~5日(火・祝)
会/南三陸町歌津伊里前福幸商店街(南三陸町歌津字伊里前96-1)
問/南三陸町観光協会
http://www.m-kankou.jp/event/4660.html/

第27回やくらい春まつり
5月4日(月・祝)10:00~14:00
会/やくらい高原特設会場(やくらいファミリースキー場内)
問/やくらい春まつり実行委員会(加美町商工観光課内)
http://www.town.kami.miyagi.jp/events/index.cfm/detail.11.4753.html

石巻ふれあい祭
5月4日(月・祝)、5日(火・祝)10:00~14:00
会/石巻立町復興ふれあい商店街(石巻市立町2丁目6-23)
問/石巻商工会議所
http://www.ishinomakimatinaka.com/

第22回かくだ宇宙っ子まつり
5月5日(火・祝)
会/角田市台山公園、角田市スペースタワー・コスモハウス周辺
問/宇宙っ子まつり実行委員会(商工観光課内)
http://www.city.kakuda.miyagi.jp/syoko/page00041.shtml

縄文春まつり
5月5日(火・祝)10:00~15:00
会/仙台市縄文の森広場
問/仙台市縄文の森広場
http://www.city.sendai.jp/kyouiku/jyoumon/

花山鉄砲まつり
5月5日(火・祝) 行列13:00~14:00、鉄砲披露14:00
会/御獄神社~旧花山中学校校庭(発砲会場)
問/花山鉄砲まつり実行委員会(栗原市花山総合支所市民サービス課)
http://kurihara-kb.net/index.php
(栗原市観光物産協会)

金華山黄金山神社初巳大祭
5月5日(火・祝)~11日(月)
会/金華山黄金山神社
問/金華山黄金山神社社務所
http://kinkasan.jp/

マリンパル女川おさかな市場 ほや祭り
5月9日(土)、10日(日)10:00~15:00
会/マリンパル女川
問/マリンパル女川事業協同組合
0225-54-4714

第25回仙台国際ハーフマラソン大会
5月10日(日)
会/仙台市陸上競技場(スタート・ゴール)
問/仙台国際ハーフマラソン大会実行委員会
http://www.sendaihalf.com/

金蛇水神社花まつり
5月10日(日)~25日(月)
会/金蛇水神社(岩沼市三色吉字水神7)
問/金蛇水神社
http://kanahebi.cdx.jp/


(取材日 平成27年4月20日)

「てとてFes.」vol 2」開催のお知らせ(川崎町)

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kaiiです。今年のゴールデンウィークの予定は決まりましたか?
ゴールデンウィークを前に、宮城県と山形県をまたぐ蔵王山に小規模噴火の危険性があるとのことで、警戒レベルが引き上げられました。

地元は、風評被害の払拭や安全対策に努めています。

ワイナリーから未来がつながる、生産者・シェフ・食べ手が一緒に未来の食を考える「てとてFes. Vol.2」が、平成27年5月5日、宮城県柴田郡川崎町のみやぎ蔵王セントメリースキー場で今年も開催されます。


「てとてfes」の開催される会場の昨年の様子
写真提供:未来がつながるプロジェクト

このイベントは、仙台市太白区のイタリアンレストラン「アル・フィオーレ」のシェフ、目黒浩敬さんが主催するものです。
目黒さんは食の安全にこだわり、生ハム、パン、野菜をできるだけご自身で作っています。
新たに仙台市のお隣の川崎町で醸造用ブドウ栽培をスタートし、来年のワイナリー設立に向け、畑を広げています。

目黒さんは、「てとてFes.は東北から発信する食の一大イベント」であると考えています。
全国から心ある生産者や料理人、サービスマンが集うだけでなく、日本を代表するプロフェッショナルの方々の食のセミナーにもご参加いただけます。
目黒さんは
「何よりも一年に一度、一流のシェフが特別に作る料理を、川崎町でいっぺんに召し上がっていただける。全国のどこを探してもこんなイベントはないと思います。5月5日には、是非『てとてフェス』にご参加ください。心よりお待ちしています」
と話します。

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「てとてFes」 Vol2


「てとてfes」を主催するイタリアンレストラン「アル・フィオーレ」のシェフ目黒浩敬さん(写真右から2人目)
目黒さんは「特別な料理を楽しみに来てください」と呼び掛けています
写真提供:未来がつながるプロジェクト


開催日:平成27年.5月5日(火・祝日)
定員:400名


(タイムスケジュール)
10:15  仙台駅東口集合。チャーターバス乗車受付開始。
10:45  仙台駅発
11:45   みやぎセントメリースキー場着
12:00  開場  開会の挨拶
トークイベント
①生江史伸(レフェルヴェソンス いただきます・プロジェクト)
②鹿取みゆき(ジャーナリスト)・勝山晋作(祥瑞 Festivin.)・岩倉久恵(東美・女将)・藤丸智史(フジマル醸造所) 
③寺田優(寺田本家)・田村和大(コズミックシード) 
 テーマ「発酵と種のコミュニティづくり」
④目黒浩敬(アル・フィオーレ)・安齊朋大(ラ・セルヴァティカ)
テーマ「てとてFesと未来がつながるプロジェクトの未来」
15:00  ラストオーダー 閉会の挨拶
15:30 閉会
15:45 来場者、チャーターバスで仙台駅へ出発。
17:00 仙台駅着

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・チケット(前売り制)5,500円

*メールにて事前申し込みのご連絡をいただきました方から順にお振込をいただき、申し込み完了としています。
*チケットには入場料、グラス代、仙台駅からのチャーターバス往復の乗車料が含まれています。
 
申込専用メールアドレス tetotefes.2014@gmail.com

・チケットは振込確認後、ご指定の住所にご送付いたします。
・ドリンクとフードはすべて会場にてキャッシュ・オン・デリバリー(注文ごとに料金引換)で販売いたします。

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アル・フィオーレ農園・植樹祭 

昨年開かれた「てとてfes」の様子
写真提供:未来がつながるプロジェクト


開催日:平成27年5月6日(水) 
定員:100名 (希望者多数の場合抽選)

8:45 仙台駅集合。チャーターバスにて農園へ出発。
10:00 農園着。農園と植樹について説明。
10:30 植樹開始
11:30 植樹終了 昼食
13:00 閉会 チャーターバスにて仙台駅へ出発
14:00 仙台駅着予定 解散

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主催:イタリアンレストラン「アル・フィオーレ」
     シェフ 目黒浩敬


*内容を変更する場合があります。あらかじめご了承ください。

*運営サポート 未来がつながるプロジェクト
https://www.facebook.com/events/444052469084670/?ref=1


「食」と「自然」を楽しめるイベントです。ぜひご参加ください。

(取材日 平成27年4月16日)

ゴールデンウィークは!みんな集まれ!気仙沼「海の市」!(気仙沼市)

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こんにちは。kaiiです。
東日本大震災で全壊し、平成26年7月19日に全館営業再開した、気仙沼観光の中核施設「気仙沼 海の市」で、平成27年5月3日から6日までのゴールデンウィーク期間中に開催されるイベントをご紹介します。
おいしい気仙沼の海の幸と新緑の美しさを楽しみに気仙沼にお出掛けください。

平成26年7月に全館開業した気仙沼「海鮮市場 海の市」
(写真提供:株式会社気仙沼産業センター)
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太鼓学舎「ね」演技

開催日時:平成27年5月3日(日)
①11:30~ ②13:30~
気仙沼市を中心に創作太鼓の演技を続ける太鼓学舎「ね」の力強い演技をご覧ください。
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YOSAKOI祭りや

開催日:平成27年5月4日(月)
①11:30~ ②14:00~
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SCK GIRLS
①11:00~ ②13:30~
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鈴木あい・繭・塩崎ひろの・風見穏香ライブ
<Girls live in KESENNUMA>

開催日:平成27年5月5日(火)
①11:30~ ②13:30~
 開催日:平成27年5月6日(水)
①11:00~

東日本大震災以降、気仙沼でライブ活動を続ける、鈴木あいさんと繭さんのライブです。
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トリックマスターSORAマジックショー

開催日:平成27年5月5日(火)
①12:30~ ②14:30~

平成27年5月6日(水)
①12:00~ ②14:00~
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5月3日~5月5日までの3日間は「こども縁日コーナー」も開設されます。

気仙沼市の観光キャラクター、「ホヤぼーや」も遊びにきます。
①11時頃 ②14時頃 店内巡回

気仙沼市観光キャラクター「ホヤぼーや」も遊びにきます
また、5月5日には、本館西側駐車場に「ホヤぼーやエアートランポリン」が設置されます。
     11:00~15:00
   (雨天・強風時中止の場合があります)

*イベントの時間については「気仙沼 海の市」ホームページからご確認ください。
  http://www.uminoichi.com/#container
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「気仙沼 海の市」営業時間:午前8時から午後5時
        (シャークミュージアム:午前9時から午後5時)


お問い合わせ先:気仙沼「海の市」・シャークミュージアム

    株式会社 気仙沼産業センター
    気仙沼市魚市場前7-13
    電話:0226-24-5755

(取材日 平成27年4月17日)

にぎわうまちなか「橋通りCOMMON〜」4月25日(土)オープン!!(石巻市)

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こんにちは、Chocoです。
石巻のまちなかも大きく変化し始めています。
今日は、今週末のイベント情報をご紹介します。

約400m続く立町アーケードは、1971年に完成しました。
2014年12月の様子
そして、40年以上も人々に愛され、石巻の中心街を見守ってきたアーケードは、老朽化など理由から、昨年の夏から撤去工事が始まり、現在はすべてのアーケードがなくなりました。



さらに、内海橋の目の前には、大きな橋の建設が進められ、将来的には橋から駅へと続く道路が作られます。

内海橋の奥側に新しく橋が建設されています。


新しい市街地が作られている中、石巻の中心部に新感覚の商業施設が誕生します。

それは、「橋通りCOMMON」です。



ここは、石巻のまちなかにおいて、たくさんの人々が集い、共に石巻の将来を語り、価値観を「共有=COMMON」することができる場としてできた商店街です。

敷地は約763㎡で、そこには、新しい事業に誰でも取り組める場としてコンテナや飲食スペースのほか、各種イベントが開催可能なうっとデッキステージもあります。

開設の主体は株式会社街づくりまんぼうです。
同社が運営していた仮設商店街石巻まちなか復興マルシェが昨年11月に閉場し、新たなプロジェクトとして誕生したのが、この「橋通りCOMMON」なのです。

昨年11月30日に閉場した石巻まちなか復興マルシェ
今週末オープンする橋通りCOMMON

石巻の中心市街地の活性化、にぎわい創出、新たな観光スポットとして。
石巻で企業をしたいという新規事業者の支援、まちの担い手の育成の場として。
石巻の豊かな海産物・農産物は最大の資源であり、その食を通じて、まちなかの新たなライフスタイルを提案する場として、人々が集うことを目的に橋通りCOMMONは、今週末に開店します。

そして、4月25日(土)には、オープニングセレモニーが開催されます。
「橋通りCOMMON」公式ウェブサイト

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橋通りCOMMON オープンセレモニー
【日 時】2015年4月25日(土)18:00〜
【場 所】石巻市中央2丁目8-9
【問合せ】株式会社 街づくりまんぼう
     石巻市中央2丁目8-2 ホシノボックスピア2階 まちカフェ内
     http://www.man-bow.com/
=============

さらにオープニング記念として、「橋通り桜祭り」が2日間開催されます。
橋通りCOMMONの始まりのお祝い、子どもから大人まで楽しめるイベントが盛りだくさんです。
ぜひ、ご家族、お友だちを誘って石巻へいらしてください!!


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橋通り桜祭り
【日 時】4月25日 18:15〜21:00
         4月26日 10:00〜16:00
【場 所】橋通りCOMMON
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震災 から5年目。
石巻は、新たなまちを作るために一歩一歩進んでいます。
ぜひ、その姿を見に、会いに来てください。

(取材日 平成27日4月20日)

みんなの森をみんなの力で〜海岸防災林[後編](名取市)

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こんにちはエムです。

東日本大震災の津波によって失われた広大な海岸防災林を再生するため、公益財団法人オイスカの全面協力の元、名取市で10年に及ぶ大事業を展開している「海岸林再生プロジェクト」(クロマツお助け隊)が、5年目に突入しました。

最終的に植林完了の目安としているのは、東日本大震災発生から10年後の平成32年度です。
長さ40キロメートル、総面積1,100ヘクタール全ての植林が終わることを目指して、林野庁などの国の機関や宮城県の農林水産部、名取市や各市町村、オイスカをはじめとする民間団体など多くの方々が力を合わせて一生懸命進めているところです。

盛り土工事が終わった植栽地。今年はこの場所に植林が行われます

「クロマツお助け隊」のメンバーは現在32人。
オイスカの取り組みでもある “地元雇用” により働いている皆さんです。
メンバーはほとんどが地元で農業を営んでいます。海岸林のこともやりながら同時に農業にも取り組んでいる、いわば土のプロ集団なのです。

「この人数より増やす予定はありません。少数精鋭で十分に回ってます」
オイスカ職員でこのプロジェクト担当の吉田俊通さんは誇らしげに紹介してくれました。

クロマツお助け隊メンバーの菅野さん(左)と森幸一さん
同じくメンバーの大友淑子さん
会長の鈴木英二さん(左)とオイスカ吉田俊通さん
クロマツお助け隊会長の鈴木英二さんより「名取市海岸林再生の現場を歩こうツアー」に参加した皆さんに挨拶がありました。

「東日本大震災の前はここに100戸、約400人が住んでいましたが、現在はここは住めない地区になり移転しています。

もともとここはチンゲンサイの産地であり、宮城県の80%のシェアを誇る地区でした。
東日本大震災の前にあった海岸林は100ヘクタール。その脇に生活の基盤である農地が70ヘクタールありました。
昨年ようやく農地整備が終わり受け渡しがあったところです。これでやっと再建の見通しができ、早ければこの7月には出荷が始まります。

しかし農業の再建には海岸林の再生が欠かせません。
オイスカさんの雇用を兼ねた取り組みにより、私たち被災者にとって苗の育成とともに非常に大きな力になりました。
オイスカさんには感謝しています。そしてこれは皆さんの寄付によって成り立っています。ありがとうございます」

クロマツとアカマツの違いや育ち方、植林に適する苗
などの説明をする、オイスカ名取事務所総括の佐々木廣一さん

名取市役所職員の皆さん

ツアーに一般参加した公益財団法人国土緑化推進機構専務理事 梶谷辰哉さん

林野庁の村上卓也さん

海岸防災林の再生にご支援
ご協力をよろしくお願いします
「役割としては盛り土の部分。土木工事にどっぷりと浸かった役割を担っています」
そう言うのは、農林水産省林野庁東北管理局仙台森林管理署海岸防災林復旧対策室室長の村上卓也さん。

「仙台森林管理署は仙台湾を中心に、北は七ヶ浜~福島県境の山元町まで南北40キロ、面積1,100ヘクタールの防災林を担当しています。
しかしこのような画一的な盛り土は、今まであった貴重な動植物の植生などを潰してしまうのではという心配もあります。

林野庁では、生物多様性の保全も重要なテーマの1つと考え、昔から親しまれていたハマボウフウや特定の大事な植物や昆虫などがいる場合など、そういった場所では盛り土をしないで一部砂地を残すなど、専門家に意見を聞きながら工事方法を工夫しています。

伊達政宗が400年前から長年かけて作りあげられてきた海岸防災林は、国有林にも受け継がれて、さらに海側に幅が広がった経緯があります。
幅は十分確保されていますので、今回は新たに広げる必要は無いと思っていますので、もともと海岸防災林があった所に松林を復旧したいと思っています。

国有林の中でも、手助けしてくれるオイスカやその他NPOの方々、今日の皆さんを含めた木を植えたいという有志の方々などに場所を提供する取り組みをしながら仕事を進めているところです。

行政だけで仕事をするのではなく、いろんな関わり方を大事にしながら行いたいと考えています」

宮城県森林整備課 成田史苗さん

海岸防災林の復旧・復興・再生に向けて
頑張ります!! 全国の皆さまの応援に感謝

宮城県農林水産部 森林整備課治山班からは、成田史苗さんが参加していました。

「我々は、地域や民間の団体、企業などの皆さんが海岸林再生に向けた森林づくり活動に参加する機会を提供し、活動をサポートしています。

また、今は国が主体となってやっていますが、下草刈や木の手入れを県の方でやることになると思います。
植えた木が全部育つわけではないですし、防災林として機能するしっかりした森にするために、その過程では小さな木を切って大きくて逞しい木を残す作業も出てきます。

県や地元の市町村と協定を締結し、苗木の植栽からその後必要となって森の管理を一緒にやっていきます」

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このようなたくさんの方々の力が合わさり、たくさんの時間と労力をかけて作られている海岸防災林。
昨年やっと植林された3歳のクロマツ・アカマツたちは、どのように育っているのでしょう。今回のツアーでその様子を見ることができましたのでご紹介します。

葉が黄色いのは必要な栄養である「窒素」の不足

すくすく育つもの、枯れてしまうものも

砂の移動防止としてマツ苗の周りに敷き詰めてあるチップは
津波により倒されたマツから作られたものです

隣同士でも成長が全然違う!

どうしてこうも違うのか……。
オイスカの吉田さんによると、苗床から移植する時期がちょっと遅れただけでも姿が変わるし、苗を育てた人や植えた人によっても違いが出てくるのだとか。
また、遺伝子や土の状態にも関係しているのではないかとも考えられるのだそうですが、はっきりした理由は分からないようでした。

「こんなに違ってくるのは、まるで人間の子どもみたい」
ツアーの参加者からはしきりとそんな声が聞かれました。
昨年植えた16ヘクタールのうち、土の種類が違う12カ所で
モニタリングのためにテープを付けたマツ

前回の記事
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平成27年4月6日 月曜日
現場を歩こうツアー〜海岸防災林[前編](名取市、仙台市、県外)
http://kokoropress.blogspot.jp/2015/04/blog-post_6.html
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「海岸林再生プロジェクト」では今年もボランティアに参加する人を募集しています。

■ ボランティアの日/4月〜11月までの第3土曜日 (8月は第5土曜日)
■ 時間/9:00〜17:00

詳しい日時や持ち物など、その他詳細はホームページを確認のうえ、申し込みフォームよりお申し込みください。

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「海岸林再生プロジェクト10カ年計画」は、全て寄付金によって成り立っています。
この活動にご理解とご賛同した皆さまのご支援をお願い致します。

〈ご寄附の振込先〉
【郵便振替】
00100-6-482316
海岸林再生募金
【銀行振込】
三菱東京UFJ銀行 永福町支店(支店番号:347)
公益財団法人オイスカ

東日本大震災復興 海岸林再生プロジェクト〜クロマツお助け隊〜
http://www.oisca.org/kaiganrin/
活動ブログ
http://www.oisca.org/kaiganrin/blog/

◆ 各種お申し込み・お問い合わせ
公益財団法人オイスカ 海岸林再生プロジェクト 担当/吉田俊通・林久美子
〒168-0063 東京都杉並区和泉2-17-5
TEL:03-3332-5161 FAX:03-3324-7111
E-mail:kaiganrin@oisca.org
http://www.oisca.org/

(取材日 平成27年3月15日)

「花」と「思い」が咲く場所 (名取市)

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石野葉穂香です。

名取市閖上地区にある日和山の周囲で、チューリップの花が満開です。
花壇の世話をしているのは「名取復興支援協会」の皆さん。

3月に取材に伺ったとき、まだ芽を出したばかりのチューリップでしたが、春の日射しをたっぷり浴びて、付近の明るい光を踊らせています。

昨秋植えられた約8000個の球根が花を咲かせました!
白い玉砂利で描かれた日本列島を花たちが取り囲んでいます

今年は2月後半から暖かさを感じる日がぐっと増え、春の訪れも早かったように感じられます。
でも、震災から4年目となる3月11日の前後は、ちょっと寒さが戻り、当日は、あの日と同じように小雪が舞う寒い日となりました。

3月11日の前後、いくつかの沿岸の市町を訪ねました。
どの町でも、重機が動きまわり、トラックが往き来し、砂埃が風に舞い上げられていました。
だけど、この景色はもう4年間も変わっていない眺めでもあります。

機械が動いている、ということは、復興が進められていることには違いありません。
震災直後、被災地にはたくさんの機械と人材が投入され、さらに多くのボランティアの方、そして地元の人たちのパワーによって、約2000万トンもあったガレキはあっという間に取り除かれてしまいました。

けれども4年が過ぎたのに、まだ仮設住宅での暮らしが続いている方も多くいらっしゃいます。
道や水道や電気・・・商店や住宅地など、新しいインフラが整っている様子は感じられません。
津波によって傷つけられた面積は、あまりにも広大です。
以前と同じような暮らしの風景が戻ることは、なかなか難しいのだと実感させられます。

日和山の山頂から北側を撮影(2015年3月8日)
遠くには仙台市中心部のビルも見えます。
「ここに来る人たちは『閖上は、ちっとも変わらないね』って、いつも言います」

名取市閖上地区にある日和山の山頂で、そうお話しくださったのは「名取復興支援協会」の理事・太田幸男さん。
同協会は、主に名取市閖上地区で、地域コミュニティの再生・再構築活動や、今も閖上にやってくるボランティアと地元ニーズとのマッチングなどを行っています。

名取復興支援協会と、閖上で活動をされている皆さん。
左端が同協会の理事長・川崎正男さん
前列右端が理事の太田幸男さん

「『変わらない』『まるで荒野だね』なんて、そんな風に言われたら、以前、閖上地区に住んでいた人たちだって、ここに帰ってきたいとは思いません。だから、私たちは、少しでも復興の兆しが見えるように、まちの未来を感じてもらえるようにと、小さなことでいいからと、日和山の整備や周辺での花壇づくりなどの活動を開始したのです」(太田さん)

日和山というのは、閖上地区の真ん中にある海抜6.3mの小山です。
今は鎮魂の場として手を合わせに来る方がたくさんいらっしゃいます。

3.11の津波は、この山の全容を飲み込み、山頂にあった神社も流失。
わずかに残った樹木からは、山頂より2.1mも上方にまで津波が到達した痕跡が見つかりました。

山頂から見晴らせば、まだまだ土色ばかり。
そして、今年もまた、ただ雑草に埋もれていってしまうのでしょうか・・・。

こちらは2013年8月7日の撮影。
雑草が一面を埋め尽くしていました

震災は、古くからのコミュニティを壊してしまいました。
そして避難所や仮設住宅で作られたコミュニティは、復興住宅が完成したとき、また壊れてしまいます。
人々の関係を何度も引き裂いてしまう。それもまた震災の残酷さです。

「閖上に心を繋いでいる人たちの想いをどうするかが、これからの活動の大きなテーマです」と語るのは「名取復興支援協会」の理事長・川崎正男さんです。
「被災者の住まいが広範囲になり、バラバラになって、ボランティアなどの外からの申し出が必要先に届くまでの道がどんどん細くなっています。
 閖上に戻りたい、戻ってきてよかったと言ってもらえる地域をつくっていきたいですね。だから『閖上を忘れないで』と発信し続けていくことが大切」(川崎さん)

「でも、一方では『忘れたい』という人もいる。そんな『忘れたい人』を支えている人たもちもいる・・・ということも伝えていかなければいけないと思います。
今も閖上に住んでいる人もいます。その人たちを励ましたい。できれば若い人たちに戻ってきてもらい、新しいコミュニティが生まれたら、それを強くしていきたいと考えます」(太田さん)

3月8日撮影。
チューリップは芽を出したばかりでした
日和山の麓では、今年も協会の皆さんが花を育てています。
花壇のある風景には、人の手が加えられたぬくもりがあります。
そこに咲いているのは「思い」――。

今はまだ、雑草に負けてしまいそうな閖上地区ですが、人々の思いが行き交う限り、そこが「荒野」になってしまうことはありません。

花色あふれる季節です。
閖上に、ぜひお出掛けください。

花の沖に日和山が浮かんでいます
(取材日 平成27年3月8日)

子どもの心に誠実に。「震災を体験した子どもの心のサポート」(後編)(仙台市)

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こんにちは、にゃんこです。

震災や震災以外で大切な人を亡くした子どもたちのグリーフサポートを行っている、仙台青葉(せいよう)学院短期大学看護学科講師の佐藤利憲先生。




佐藤先生が主催したワークショップ「震災を体験した子どもこころのサポート」の模様を、前編に続きお伝えします。

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2015年4月14日 火曜日
震災がもたらした大きな喪失。「震災を体験した子どものこころのサポート」(前編)(仙台市)
http://kokoropress.blogspot.jp/2015/04/blog-post_89.html
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前編では、震災を体験(喪失体験)した子どもたちは今どんな心理状況にあるのかをお伝えしました。
では、その子どもたちに対し周りはどうサポートしていけばいいのでしょうか。

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佐藤先生が理事を務める「NPO法人子どもグリーフサポートステーション」では、親を亡くした子どもを対象とした支援プログラムを月2回開催しています。

「ファシリテーターがマンツーマンで子どもと遊んだり話をしたりしています。このプログラムの中では、子どもたちに対して私たちから『悲しいことはない?困ったことはない?』と語りかけたり、『絵を書こう。歌を歌おう』と誘ったりすることはまずありません。大事なのは“子どもの主導権を奪わないこと”
遊びを通じてファシリテーターとの信頼関係が結ばれてくれば、いつかは子どもたちからさまざまな気持ちを話してくれるようになります。このときに子どもたちの声と心に耳を傾けることを大切にしています。そして同じ境遇の子どもたち同士で話ができる環境を作るというのも目的の一つです」と佐藤先生。




喪失体験(死別)をした子どもにとっては、「何人家族?」、「授業参観誰がくるの?」、「なんでお父さんがいないの?」といった普段の何気ない友達との会話でさえもつらく感じることがあると言います。



求められる前にアドバイスをするのではなく、そばで見守りながら感情を吐き出す機会を作ること。そして子どもたち自身が対処法を選ぶまで待つことが大切だということを教えられました。

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では家庭、学校、地域ではどのように支えていくべきなのか(日常の支援とは)。



大切なポイントは
①一人ひとりが持つ気持ちを丁寧に扱い、強さを信じ、弱さを受け止めること
②個人の価値観や基準を押し付けないこと
(求められない限りアドバイスをしない、評価・解釈をしない)
③一人ひとりの声に耳を澄まし、寄り添うこと
④子どもの気持ちや感情に誠実に向き合う他者であること


自分自身も同じような喪失体験があるからと言って、自分への想いが強くなったり、焦点を当て過ぎたりすることも気を付けなければいけないと佐藤先生は話します。

「亡くなったママに会いたいと泣いている子どもに対して、自分の喪失体験を思い出しながら『つらかったね、大変な思いをしたね』と声を掛ける。でもその感情や言動は支援者自身への言葉でしかありません。これによって子どもが感情を吐き出せなくなってしまうこともあります。
大切なのは自分自身がどういった喪失体験をしたのかをしっかり振り返ること。自分の心に丁寧に触れることによって子どもたちのありのままを受け入れられるのではないかと考えています。自分の感情と分けることによって初めて子どもに誠実に向き合える他者になれると思います。子どもたちに寄り添うためには、まず自分自身を自覚するという自覚のスキルが必要です」


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また子どもとたちと向き合う際の効果的な方法として、リフレクション(反映)のスキルというものがあります。

これはありのままの相手を映し返す、そのまま受け取るという意味で、言葉を反復する、目で観察したことを反映する、エネルギーを合わせることを指しています。

下の図の支援者Bが、言葉を反復するというリフレクションです。

してしまいがちな評価や解釈

「子どもの言葉と同じように繰り返すことで子どもはより表現しやすくなります。支援する側が勝手に評価、解釈をして支援を押し付けてしまうのではなく、言葉や雰囲気などエネルギーを子どもの状況に合わせて語り掛けることがとても大切なことだと思います」

「私たちが目指す子ども支援というのは、悲しい気持ちをなくすことではありません。大切な記憶として残しておくことかもしれません。そして一人ではない、夢や希望を持ってもいいんだと実感してもらえることが大事だと思っています。どう支えていくか、どう語り掛けていくのかこういった例を参考にしながら自分なりの方法を見つけてほしい」と佐藤先生。

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子どもたちに寄り添っていくためには、子どもには子どもなりの考え方や感情があるということを理解することが大切だともおっしゃっていました。

どんな話をしよう、どんな言葉を掛けよう、もしかしたら私が傷つけてしまうかもしれない―。
正直とても難しいことのように思えました。
子どもを前にしたらおそらく言葉一つ発することでさえも気を使ってしまうのではないか。

でもこの子どもたちだからではなく、どの子どもにも通じることだと気が付きました。大人(自分)の意見を押し付けるのではなく、子どもたちの意見や想いを尊重すること。これは自分の子どもに接するときなど、おそらく皆さんも普段から行っていることだと思います。

子どもたちの声、心にしっかりを耳を傾け、丁寧に接すること。

皆さんもぜひ参考にしていただければと思います。


◆NPO法人仙台グリーフケア研究会
http://www.sendai-griefcare.org/

NPO法人子どもグリーフサポートステーション
http://www.cgss.jp/


(取材日 平成25年3月8日)

快調な間は会長を続けます~東日本大震災から1500日を見つめた人たち~その2(気仙沼市)

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kaiiです。

東日本大震災から1500日。
気仙沼市でも、遅れていた災害公営住宅への入居が平成27年1月31日から開始されました。

平成27年1月31日から入居が始まった災害公営住宅
(平成27年3月3日撮影)

完成した防災集団移転用地の引き渡しも始まっています。

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東日本大震災の津波と火災被害の大きかった気仙沼市鹿折地区。
地区の復興に向けて、土地の嵩上げ工事が進められています。

火災被害を受けた鹿折地区の中心部の嵩上げ工事の様子


鹿折地区の東側の小高い場所にある気仙沼市立鹿折中学校の校庭には、120戸の「応急仮設住宅」が建っています。

気仙沼市立鹿折中学校応急仮設住宅

気仙沼市内の応急仮設住宅の中では早く建設され、東日本大震災から約2カ月が過ぎた平成23年6月初旬から入居が始まりました。
現在も、鹿折中学校応急仮設住宅には83世帯、232人が生活しています。

入居以来、鹿折中学校応急仮設住宅親睦会の会長を務める小野寺良男さん(80)に、東日本大震災から1500日、現在の仮設住宅の様子についてお話を伺いました。


質問)仮設住宅に入居してから約4年になります。この間、変化したと感じることはありますか。

入居者が減少したことが大きな変化です。自宅を再建したなどの理由で仮設住宅を退去する人が増えて空室が増えました。
また、高齢化も一因だと思いますが、体調を崩す人が増えているように思います。


質問)震災後、地域の自治会の解散などが地元紙などで伝えられていますが、親睦会の運営は円滑に進んでいますか。

親睦会の運営は円滑に進んでいます。
私たちの親睦会は、各棟から役員を2人選出し、20人の役員で運営しています。
体調不良などで参加できない方もいますが、役員会には15人以上の役員が参加しています。
毎年恒例の「お花見」を今年も実施しようと計画中です。
質問)仮設住宅に入居していて困っていることはありますか。

昨年、気仙沼市内の仮設住宅の土台杭に腐食などが発生しているとニュースになりましたが、私たちの住む仮設住宅は問題ないと気仙沼市から説明を受けました。冬季の水道管の凍結などの問題もありません。
困っているということは特になく生活しています。


仙台市のNPO法人といっしょに元気塾も開催しています


質問)教育施設の校庭に建つ仮設住宅ですが、不都合や子どもたちに思うことはありますか。

子どもたちの運動する場所を、私たちが使わせてもらっていることを申し訳ないと思っています。
部活をしている子どもたちが、基礎練習が中心で実戦的な練習ができないことに心が痛みます。

質問)気仙沼市の「復興」について思うことを教えてください。

気仙沼市は「水産」と「観光」が市の中心産業です。
私たちは、先人からたくさんの文化遺産を継承しています。
歌人の落合直文の生誕地も気仙沼です。
そんな先人から受け継いだ文化の香りのある、輝く町に復興してほしいと思っています。この地域の文化の中心になる施設があるといいと私は思っています。

全国の絵手紙愛好家から贈られた絵手紙が
壁にたくさん貼られています

質問)東日本大震災から1500日。東北で生きる人たちにメッセージをお願いします。


東日本大震災から1500日
「みなさん元気に頑張りましょう」と話す
鹿折中学校応急仮設住宅親睦会
会長 小野寺良男さん
人生に誇りをもって生きていきましょう。
前進!前進!争わず、前を向いて歩くことが大切です。

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小野寺さんは東日本大震災の日を振り返り、
「6mの津波警報が発令され、震災の3週間前に手術を終えたばかりの妻と渋滞を避けて海沿いの道を高台の中学校を目指して逃げました。
妻は海沿いの道に進路をとる私の行動を不安そうに見つめていました」
「あの状況の中で、妻と2人無事に生きられた、私の命は『助けられた命』だと思っています。私は、『助けられた命』を、多くの人のために役立てたいと思っています。自分の体調が快調な間、私は親睦会の会長として務めたいと考えています」
「震災で私は妻以外の全てを失いました。1から出直しです。何事も気負わずにすることが長続きのポイントです」
と話しています。

東日本大震災から1500日。100人100通りの震災の体験があります。
一人一人が経験した震災の経験が、生きる知恵となり力になる日がくることもあるのだと、小野寺さんのお話を聞きながら感じました。

(取材日 平成27年4月3日)

復興祈願が込められた800匹のこいのぼり(白石市)

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こんにちは、YMです。

まもなく子どもの日!
白石市の材木岩公園で、震災復興を願って全国から寄せられた約800匹のこいのぼりが優雅に泳いでいます。
雪解け水で水量も増し、轟々と流れる白石川を泳いでいるように見える姿は、まさに「鯉の滝登り」!
風に乗って豪快にはためくこいのぼりを見ていると、なんだか不思議と元気が湧いてきます!

★こいのぼりは5月6日の午前中まで見ることができます。
GWにぜひ足を運んでみてください!

駐車場から材木岩までの道にもこいのぼりが!

みんなの想いがこもったこいのぼり。
今年で10年目を迎える白石の恒例イベントですが、震災前まではこいのぼりの数は100~200匹だけでした。段々とこいのぼりの傷みもひどくなり、不要になったこいのぼりの寄付を毎年呼び掛けていました。
震災後の2012年に新聞などで呼び掛けたところ、なんと震災復興応援のお手紙とともに、北は北海道、南は九州から500匹が集まったのです!そして2013年には600匹、2014年には800匹に増えました。

国の天然記念物「材木岩」も、震災で一部が崩落してしまいました。
自然物なので、残念ながら修復ができません

イベント情報
4月29日には「春の検断屋敷まつり」が開催されます!
和太鼓の演奏、つきたて餅の販売、お楽しみ抽選会、参加型ゲームなどを予定しています。
・場所:材木岩公園内(白石市小原字上台地内)
・時間:10:30~14:00 ※雨天中止
・お問合せ:小原公民館 TEL 0224-29-2031

(取材日 平成27年4月27日)

建設、入居が進む松島町の災害公営住宅(松島町)

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こんにちは、にゃんこです。

気温がどんどん上昇し、とうとう昨日(4月27日)は宮城県内でも夏日を観測しました。
青空が続くと気分も晴れやか!

お出掛け熱が一気に上昇し、JR仙石線に飛び乗ってやってきたのは日本三景、松島です!
太陽の日を受けてキラキラ輝いていました。



ご存じの通り、ここ松島も4年前の震災で甚大な被害を受けた地域の一つです。
松島湾に浮かぶ島々が防波堤の役割を果たしたと言われていますが、それでも、第一波は3.2m、第2波では3.8mもの大津波が町に襲い掛かりました。

その被害の状況は、松島観光協会で見ることができます。









あれから4年。
松島町でも災害公営住宅の建設が進められ、今年(2015年)の4月より入居が開始されました。
ちなみに松島町には応急仮設住宅(プレハブ仮設)はなく、被災者の方は「みなし仮設住宅」と呼ばれる借上げ民間賃貸住宅に入居しています。

災害公営住宅があるのは、磯崎華園地区と磯崎美映の丘地区。
JR仙石線の高城町駅から徒歩で約20分圏内にあります。

高城町駅は松島海岸駅の隣の駅です

磯崎華園地区の災害公営住宅は高城町駅から徒歩で約10分ほどの場所にあります。
2戸1棟の長屋形式を中心とし、17戸9棟が建ちます。
景観行政団体である松島町になじむ外観をと、景観に配慮したデザインもポイントなんだそうです。







磯崎美映の丘に向かう高台の途中には白萩避難所がありました。



そしてこちらが磯崎美映の丘地区の災害公営住宅。
磯崎華園地区の災害公営住宅とは異なり地区内に点在して建っていました。
入居済みの所もありますが、まだ建設中のところも多く至る所で工事が行われています。









美映の丘地区は、一般住宅も比較的新しい家屋が多いように見えました。

近所の方にお話を伺ったところ、団地としてできたのは約10年程前。震災後は震災で被害の大きかった東松島市の鳴瀬地区から移転してきた方が多いとのことでした。

団地の中にはまだ新しい公園も



県内各地では災害公営住宅の建設、そして入居が進んでいます。
その様子をココロプレスでも引き続きご紹介していきます。

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今週末からいよいよゴールデンウィークですね!
今のところお天気にも恵まれるよう。そんな日には松島観光がおすすめ♪

福浦島とを結ぶ252mの福浦橋。
すてきな出会いが訪れるという、出会い橋とも呼ばれています

湾の向こうに見えるのは、マリンピア松島水族館

人気の観光名所の一つ、マリンピア松島水族館。
仙台港への移転に伴い、2015年5月10日で88年の歴史に幕を閉じることになりました。
震災の時には、津波に襲われながらもいち早く営業を再開。
たくさんの笑顔を届けてくれました。

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2014年12月25日
88年間ありがとう!おらほの水族館
http://kokoropress.blogspot.jp/2014/12/88.html
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5月1日(金)~10日(日)までは「カウントダウン10Days」として、通常より開園時間を延長[8時30分~19時(最終入館18時30分)]して営業しています。

☆マリンピア松島水族館
http://www.marinepia.co.jp/

ぜひ、松島にお立ち寄りください。


(取材日 平成27年4月24日)
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