こんにちは、さっちんです。
少し前になりますが、先月11月11日に山形市で開催された、“みやぎ・やまがた『地域を超えてチャレンジする女性の交流会』”に参加しました。
その取組みがとても素晴らしかったので、こちらにもご紹介を。
テーマは
「決して忘れない 東日本大震災 私たちができること」
です。
この会はさまざまな分野で頑張っている女性の皆さんを対象に、県や業種の枠を超えた、人脈づくり、ネットワークづくりを応援するために開催されています。
第7回を迎えますが、私は初めて参加しました。
主催者を代表して「みやぎ・やまがた女性交流機構」会長・井上弓子氏があいさつに立ち、次いで来賓からも挨拶が続きました。
宮城県知事の村井嘉浩氏は
「復興の過程に、女性の視点を取り入れていくことが大切です」
と、この会に対する応援ビデオメッセージを寄せました。
第1部は、復興庁復興推進委員会委員の牛尾洋子氏の基調講演。
「東日本大震災は、1900年以降、4番目に大きい地震でした。その状況を調査・審議し、政府に対して提言を行っています。現状としては、瓦礫処理は岩手県で21%、宮城県で28%しか完了しておらず、福島県では警戒区域はほとんど手付かずの状況です。
しかし、復興は始まったばかり。被災地の方々に心を寄せ、政府や復興推進委員会の活動をしっかり見ていてください」
その後、山形県知事の吉村美栄子氏からごあいさつをいただきました。
「山形と宮城は歴史的にも縁がある地域で、事前に結んでいた防災協定も活きました。“支えあう気持ちをなくした時に、人類は滅びる”のではないかと思います。これからも支えあう気持ちを持ち続け、ともに復興の過程を歩んでいきたいと思います。」
第2部はパネルディスカッションが行われ、いろいろな立場の方々からお話しを伺いました。
司会:稲葉雅子氏(株式会社ゆいネット 代表取締役)
パネリスト:
阿部真理子氏(認定NPO法人IVY理事)
海谷美樹氏(NPO法人Yamagata1代表理事)
澁谷文枝氏(農家レストラン「ふみえはらはん」経営)
宮川舞氏(南三陸町産業振興課商工業・観光振興係主査)
これから何ができるか、という投げ掛けに対し
阿部氏:「被災者が自分たちで立ち上がろうとする力が必要です。私たちが立ち上げた“あいびぃ保育園”は、福島から山形に避難している家族の生活を応援するため、2012年9月に山形市にオープンした保育園です。 保育士として働いているのは、避難しているお母さんたち6名。こういう仕組みの中で、自立を手助けしていきたいと思っています。」
海谷氏:「元気になるペースは、1人1人違います。イベントを企画した際に、“今までずっと何かに参加する気持ちにならなかったけど、やっと何かやってみようという気になってね”という言葉をもらいました。少しずつ山形でできることを行っていきたいです。」
澁谷氏:「女性はいざというときの力の出し方が違います。男性はなかなか他人となじめにくいけど、女性はこちらから話しかけにいって、やっと男性陣がついてくるという感じ。でも“みな兄弟”という気持ちで接すれば、なんでもできるものです。」
宮川氏:「行政としてよりも、地域、個人の力強さを感じていいます。地域の課題は現場にしかありません。町の人たちが光を見られるよう、復興を進めていきたいと思っています。」
すべての言葉に、とても共感しました。
第3部はフリーディスカッション。
10班に分かれて、『私たちができること』をそれぞれが考え、意見を出し合って紙に書きました。
初めてお会いするみなさんとは思えないほど、和気あいあいとディスカッションしました。
そして発表。
“決して忘れないで、情報を発信し続ける”
これが私たちの班、共通の想いでした。
また来年、今度は宮城県で開催の予定です。
とても素晴らしい企画です。県という枠を超えて、ともに何かをするというのは、とてもいいことですね。
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第7回 みやぎ・やまがた『地域を超えてチャレンジする女性の交流会』
~決して忘れない 東日本大震災 私たちができること~
主催:みやぎ・やまがた女性交流機構 公益財団法人東北活性化研究センター
後援:宮城県・山形未来創造会議(宮城県・山形県・仙台市・山形市・宮城県商工会議所連合会・山形県商工会議所連合会・社団法人東北経済連合会)
日時:平成24年11月11日(日)午後1時~4時30分
場所:ホテルメトロポリタン山形
(取材日 平成24年11月11日)
少し前になりますが、先月11月11日に山形市で開催された、“みやぎ・やまがた『地域を超えてチャレンジする女性の交流会』”に参加しました。
その取組みがとても素晴らしかったので、こちらにもご紹介を。
テーマは
「決して忘れない 東日本大震災 私たちができること」
です。
この会はさまざまな分野で頑張っている女性の皆さんを対象に、県や業種の枠を超えた、人脈づくり、ネットワークづくりを応援するために開催されています。
第7回を迎えますが、私は初めて参加しました。
主催者を代表して「みやぎ・やまがた女性交流機構」会長・井上弓子氏があいさつに立ち、次いで来賓からも挨拶が続きました。
宮城県知事の村井嘉浩氏は
「復興の過程に、女性の視点を取り入れていくことが大切です」
と、この会に対する応援ビデオメッセージを寄せました。
第1部は、復興庁復興推進委員会委員の牛尾洋子氏の基調講演。
「東日本大震災は、1900年以降、4番目に大きい地震でした。その状況を調査・審議し、政府に対して提言を行っています。現状としては、瓦礫処理は岩手県で21%、宮城県で28%しか完了しておらず、福島県では警戒区域はほとんど手付かずの状況です。
しかし、復興は始まったばかり。被災地の方々に心を寄せ、政府や復興推進委員会の活動をしっかり見ていてください」
その後、山形県知事の吉村美栄子氏からごあいさつをいただきました。
「山形と宮城は歴史的にも縁がある地域で、事前に結んでいた防災協定も活きました。“支えあう気持ちをなくした時に、人類は滅びる”のではないかと思います。これからも支えあう気持ちを持ち続け、ともに復興の過程を歩んでいきたいと思います。」
第2部はパネルディスカッションが行われ、いろいろな立場の方々からお話しを伺いました。
司会:稲葉雅子氏(株式会社ゆいネット 代表取締役)
パネリスト:
阿部真理子氏(認定NPO法人IVY理事)
海谷美樹氏(NPO法人Yamagata1代表理事)
澁谷文枝氏(農家レストラン「ふみえはらはん」経営)
宮川舞氏(南三陸町産業振興課商工業・観光振興係主査)
これから何ができるか、という投げ掛けに対し
阿部氏:「被災者が自分たちで立ち上がろうとする力が必要です。私たちが立ち上げた“あいびぃ保育園”は、福島から山形に避難している家族の生活を応援するため、2012年9月に山形市にオープンした保育園です。 保育士として働いているのは、避難しているお母さんたち6名。こういう仕組みの中で、自立を手助けしていきたいと思っています。」
海谷氏:「元気になるペースは、1人1人違います。イベントを企画した際に、“今までずっと何かに参加する気持ちにならなかったけど、やっと何かやってみようという気になってね”という言葉をもらいました。少しずつ山形でできることを行っていきたいです。」
澁谷氏:「女性はいざというときの力の出し方が違います。男性はなかなか他人となじめにくいけど、女性はこちらから話しかけにいって、やっと男性陣がついてくるという感じ。でも“みな兄弟”という気持ちで接すれば、なんでもできるものです。」
宮川氏:「行政としてよりも、地域、個人の力強さを感じていいます。地域の課題は現場にしかありません。町の人たちが光を見られるよう、復興を進めていきたいと思っています。」
すべての言葉に、とても共感しました。
第3部はフリーディスカッション。
10班に分かれて、『私たちができること』をそれぞれが考え、意見を出し合って紙に書きました。
初めてお会いするみなさんとは思えないほど、和気あいあいとディスカッションしました。
そして発表。
“決して忘れないで、情報を発信し続ける”
これが私たちの班、共通の想いでした。
また来年、今度は宮城県で開催の予定です。
とても素晴らしい企画です。県という枠を超えて、ともに何かをするというのは、とてもいいことですね。
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第7回 みやぎ・やまがた『地域を超えてチャレンジする女性の交流会』
~決して忘れない 東日本大震災 私たちができること~
主催:みやぎ・やまがた女性交流機構 公益財団法人東北活性化研究センター
後援:宮城県・山形未来創造会議(宮城県・山形県・仙台市・山形市・宮城県商工会議所連合会・山形県商工会議所連合会・社団法人東北経済連合会)
日時:平成24年11月11日(日)午後1時~4時30分
場所:ホテルメトロポリタン山形
(取材日 平成24年11月11日)